5本目
五目ならべ 連珠
1983年8月27日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
パッケージには大きく「五目ならべ」。でも実際に打たされるルールは、もっと厳しい"別のゲーム"だった——
🎮 五目ならべ 連珠(1983年8月27日/ファミコン) を覚えてる?
目次
『五目ならべ 連珠』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1983年8月27日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | 任天堂 |
- 発売は1983年8月27日、『麻雀』(本編4本目)と同じ日。ファミコン最初期の"非アクション"枠だった
- 日本国内限定発売。ドンキーコングやポパイと違い、海外版は一度も出ていない
- 定価4,500円。1人(COM対戦)・2人対戦の両方に対応
そして10個目。パッケージに大きく書かれた「五目ならべ」の文字、実は看板に偽りありだった。
『五目ならべ 連珠』の開発秘話——真相はこうだった
タイトルは『五目ならべ 連珠』。パッケージでもタイトル画面でも「五目ならべ」の文字が大きく強調され、「連珠」はおまけのように小さく添えられているだけです。しかし実際にゲームが採用しているルールは、単純な五目並べではなく、正式な競技ルールである「連珠」そのもの。連珠には先手(黒)にだけ様々な禁じ手があり、本作もそれを忠実に再現しています。さらに、各局の開始時には「珠型」と呼ばれる最初の3手(黒→白→黒)がランダムに自動配置される仕組みがあり、実質的に自由に打てる最初の一手は後手(白)からになります。つまり画面上「先手」と表示される黒のほうが、実は制約だらけの不利な側だったのです。
『五目ならべ 連珠』の当時の小ネタ10連発
- 発売は1983年8月27日。同じ日に発売されたのは『麻雀』(本編4本目)で、この2本が任天堂のファミコン最初期の"非アクション"枠だったシェア
- 定価4,500円。1人プレイ(COM対戦)と2人対戦の両方に対応していたシェア
- 日本国内限定発売。ドンキーコングやポパイのように海外版が出ることは一度もなかったシェア
- 元になったのは1981年に日本物産(ニチブツ)が出したアーケード版『五目並べ 連珠』。ファミコン版はその内容をほぼ受け継いでいるシェア
- 連珠のルールに従い、先手(黒)には様々な禁じ手がある一方、後手(白)には三三すら禁じ手にならないシェア
- 連珠の「珠型」は、最初の3手の並び方を対称形を除いて26通りに分けたもの。どの型にも「月」か「星」の付く名前があるシェア
- COM戦の初級モードには、相手の三や四が点滅で知らされるヒント機能があった。ただし全てのケースを教えてくれるわけではないシェア
- 上級モードには手番ごとの制限時間があり、残り90秒からスタート。0秒になるとその局は負けだったシェア
- 2001年の『どうぶつの森+』で"ファミコン家具"として遊べるようになった。同じ扱いを受けたのは『麻雀』も同様シェア
- そして10個目。2024年7月4日にNintendo Switch Onlineへ追加された際、同じ日に『ドンキーコングJR.の算数遊び』(本編7本目)も一緒に配信されたシェア
『五目ならべ 連珠』の遊び方 モードと対局の流れ
先手が黒、後手が白で交互に石を打ち、縦・横・斜めのどれかに5つ並べた側がその局の勝ちになる。遊び方は、コンピューターと打つ1人対戦と、2人で打つ二人対戦の2つ。コンピューターの強さは初級・中級・上級の3段階から選べる。
1回のゲームは6局で、局ごとに先手と後手を入れ替えて打ち、6局を終えたところで最終結果が出る。勝ち目がないと思えば、自分から負けを認める投了もできる。上級では持ち時間を使い切った時点でその局は負けになるので、強い相手に考え込みすぎるのも危ない。
3段階の違いは強さだけではない。初級にはヒント機能があり、中級ではヒントがなくなり、上級ではさらに制限時間が加わる。まず初級で禁じ手の感覚をつかみ、慣れたら中級、上級と段階を上げていく作りになっている。
連珠のルールをくわしく 黒の禁じ手「三三・四四・長連」とは
正式な連珠では、縦横15本ずつの線が引かれた15路の盤を使う。黒の1手目は盤の中央にあたる天元、白の2手目は天元のすぐ隣、黒の3手目は天元から2目以内と、序盤の置き場所にも決まりがある。ファミコン版の局の始めに自動で置かれる3手も、この序盤の型にあたる。
連珠では、黒が5つ並べる前に次の3つの形を作ると反則になる。1手で「三」が2つ同時にできる三三、「四」が2つ同時にできる四四、そして6つ以上つながる長連だ。ただし5つ並ぶのと同時に三三などができた場合は、5つ並べたほうが優先されて黒の勝ちになる。
白には禁じ手が一切ない。黒にとっては反則負けになる長連も、白が作れば5つ並べたのと同じ勝ちとして扱われる。なお実際の競技では、黒が禁じ手を打っても、相手に指摘されて初めて黒の負けが決まる。
なぜ先手だけがこれほど縛られるのか。制限のない五目並べは、先手が正しく打てば必ず勝てることが分かっているからだ。連珠は先手に禁じ手を課して釣り合いを取ろうとしたルールである。それでも先手の必勝法が見つかったため、現在の公式戦ではさらに変則的な開局の決まりが使われている。
連珠の歴史と、ファミコン版のその後
五目並べそのものの歴史は古く、日本語版Wikipediaによれば、1700年代の中頃に公家の二条家に伝わる「五石」という遊びが民間に広まったとされる。1856年には『五石定磧集』という本も出ている。中国から来たという説もあるが、根拠は見つかっていないという。
「連珠」という名前は、1899年に黒岩涙香が新聞『萬朝報』で五目並べを「聯珠」と呼ぶよう提案したことに始まり、その12月6日が連珠の発祥日とされている。1931年には高木楽山が15路の盤と黒の四四禁止を唱え、1966年に競技団体が日本連珠社として一本化された。1988年には国際連盟もできている。
ファミコン版は、のちにゲームキューブの『どうぶつの森+』や、2006年のWii、2014年のWii U向けバーチャルコンソールでも遊べるようになった。Wii版は2019年1月31日、Wii U版は2023年3月28日に販売を終え、2024年からはNintendo Switch Onlineが遊び場になっている。
『五目ならべ 連珠』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)
2024年7月4日、Nintendo Switch Onlineの「ファミリーコンピュータ」に追加され、いまも遊べる。※2026年9月時点
『五目ならべ 連珠』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- Wikipedia「五目ならべ 連珠」
- ファミコンデータベース.com
- Wikipedia『連珠』
- 電撃オンライン『『新・鬼ヶ島(前後編)』や『アーバンチャンピオン』『ゴルフ』など7本のファミコンタイトルがNintendo Switch Onlineに追加』
- MAMEドライバ『gomoku.cpp』
調べるときに参照したページ
