6本目
マリオブラザーズ
1983年9月9日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
"配管工マリオ"も"弟ルイージ"も、実はこのゲームで初めて生まれた設定だった——
🎮 マリオブラザーズ(1983年9月9日/ファミコン) を覚えてる?
目次
『マリオブラザーズ』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1983年9月9日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | 任天堂 |
- アーケード版は1983年6月21日稼働。ファミコン版はその移植として1983年9月9日に発売された
- 国内販売本数は約163万本。定価4,500円
- プロデューサーは横井軍平・岡田智、デザイン&アートは宮本茂
そして10個目。アーケード版にあった、ある仕掛けがファミコン版だけこっそり消えていた。
『マリオブラザーズ』の開発秘話——真相はこうだった
マリオが「配管工」という設定を初めて名乗り、弟ルイージが初めて登場したのが本作です。下水道に湧いたカメ・カニ・ハエを退治する内容で、のちのマリオシリーズの土台がここに揃いました。ところがファミコン版には、アーケード版にあった「つらら」という天井から伸びる罠がROM容量の都合でカットされています。しかもこのつらら、ファミコン版だけの措置で終わりませんでした。5年後の1988年、永谷園がスポンサーについたディスクシステム版『帰ってきたマリオブラザーズ』で、つららは静かに復活しています。書き換え価格も広告料のおかげで通常500円のところ400円に値引きされ、ゲーム中に「マリオカレー」のCMまで流れる、かなり異色のリメイクでした。
『マリオブラザーズ』の裏技・当時の小ネタ10連発
- アーケード版は1983年6月21日稼働。ファミコン版はその移植として1983年9月9日に発売されたシェア
- 国内販売本数は約163万本。定価4,500円、型番はHVC-MAシェア
- プロデューサーは横井軍平・岡田智。デザインとアートは宮本茂、音楽は兼岡行男が担当したシェア
- ファミコン版の移植は任天堂開発第一部とインテリジェントシステムズが担当した。同社にとってはこれが最初のゲームだったシェア
- ファミコン版はシェルクリーパー(カメ)やファイアーボールの見た目もアーケード版よりかなり小さく描かれているシェア
- 発売当時のテレビCMでは、ルイージの色が本編と違って"アーケード版の配色"(緑のツナギに茶色のシャツ)のまま紹介されていた。ファミコン版本編ではルイージは白いツナギ姿シェア
- ファミコン版のカセットラベルには2種類ある。初期版は銀地にオレンジのタイトル、後期版は『スーパーマリオブラザーズ』と同じくパッケージ絵柄を縮小した図柄になっているシェア
- マリオとルイージでは面開始時の立ち位置がわずかに違う。ルイージのほうがやや右寄りのため、面によって0.1秒だけタイムを稼げるが、POWブロックまでの距離はマリオよりわずかに遠いシェア
- 1988年11月30日、ディスクシステムの書き換え専用ソフト『帰ってきたマリオブラザーズ』としてリメイク。永谷園がスポンサーにつき、カットされていたつららが復活したほか、ジャンプの勢いを空中でコントロールできるようになったシェア
- 海外の家庭用ゲーム機向けの権利はアタリに渡され、Atari 2600版は159万本を売るヒットになったシェア
『マリオブラザーズ』はどんなゲーム? ルールと遊び方
できる動きは左右の移動とジャンプだけだ。土管から出てくる敵は上から踏んでも倒せない。敵が歩いている床を真下からジャンプで突き上げてひっくり返し、そこへ触れて蹴り落とすのが唯一の倒し方になる。ひっくり返した敵を放っておくと、起き上がって元に戻ってしまう。
画面の左右はつながっていて、右端から出ると左端から現れる。敵を全滅させれば面クリアで、倒すたびに土管からコインが出てきて、取れば得点になる。複数の敵をまとめて倒すと得点に倍率がかかる。数面ごとにボーナスステージがあり、制限時間内にコインを集めるとボーナス点が入る。
POWブロックを下から叩くと、床全体を一度に突き上げられる。床や地面に触れている敵をまとめてひっくり返せる切り札だが、3回使うと消えてしまい、回復するのはボーナスステージだけだ。エンディングは無く、ゲームオーバーになるまで面が続いていく。
敵の種類と倒し方のコツ
基本の敵はシェルクリーパー(カメ)で、1回突き上げればひっくり返る。ただし面の最後の1匹になると足が速くなる。サイドステッパー(カニ)は2回突き上げないとひっくり返らないので、1回目と2回目の間合いを計る必要がある。
ファイターフライ(ハエ)は跳ねながら移動し、床に着地している瞬間しか突き上げが効かない。スリップアイスは床を凍らせて滑りやすくしてしまう。赤いファイアーボールは床を跳ね回り、もう1種類は段の間を蛇行してくる。ひっくり返っていない敵やファイアーボールに触れるとミスになる。
2人同時プレイでは、マリオとルイージ同士にも当たり判定がある。相方の足元を突き上げて邪魔することもできてしまう。当時のインストラクションカードには、協力するか裏切るかという趣旨の言葉が書かれていた。2人が並んで同じ目的に向かうこの遊び方は、のちの協力プレイの基本になったとも評されている。
横井軍平と宮本茂はこうして作った
本作は『ドンキーコング』を手がけた横井軍平と宮本茂のコンビによる作品だ。横井から対戦型のゲームを作ろうという提案があり、開発が始まったとされる。『ドンキーコング』のマリオは高い所から落ちるとミスになったが、横井の発案で、本作ではどんな高さから落ちても平気になった。発表当初は『ドンキーコング』シリーズの3作目という扱いだった。
敵を下から突き上げるアイデアも横井によるものとされる。ただ、それだけでは簡単すぎたため、ひっくり返した敵にさらに触れないと倒せない形にした。上から踏まれても平気なカメという敵は、ここから生まれている。舞台が入り組んだ土管の通るニューヨークの下水道になったのも、敵の出入りをすっきり見せるためだった。
2人で遊べるようにするため、マリオの絵の色だけを変えて作られたのがルイージだ。2人同時プレイなどの仕組みには、米ウィリアムスの『ジャウスト』の影響があったとされる。宮本茂は、本作でのジャンプの経験がのちの『スーパーマリオブラザーズ』の操作につながったと振り返っている。
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『マリオブラザーズ』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- Wikipedia「マリオブラザーズ」
- ファミコンデータベース.com
- Wikipedia英語版『Mario Bros.』
- 任天堂『社長が訊く New スーパーマリオブラザーズ Wii』
調べるときに参照したページ
