91本目

オバケのQ太郎 ワンワンパニック(1985年12月16日/ファミコン)— 開発秘話・当時の小ネタ全部載せ

クリスマスにもらったオバQが、1面すら越えられなかった話

クリアしても“終わり”が来ない。理由は、箱の外にあった。

🎮 オバケのQ太郎 ワンワンパニック(1985年12月16日/FC) を覚えてる?

📌 先に、これだけでも。

『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』とは? 発売日・スペック早見

オバケのQ太郎 ワンワンパニック 基本データ
発売日1985年12月16日
機種ファミコン
発売元バンダイ

どんなゲームだったのか

1985年12月16日、バンダイ発売・トーセ開発。放送中だったTVアニメ第3期に合わせたキャラクターゲームで、当時定価4,900円。

Q太郎を操作して、犬をよけながら届け物を運ぶ横スクロールアクション。全12ステージ、1〜2人交互プレイ。ゲーム内の時計は朝8時から夜8時まで進み、時間内に目的地へ着けなければミスになる。

かわいい箱とは裏腹に、ミスの引き金は4つもある。犬に触れる。犬の吠え声(ワンワン砲)に当たる。空腹でパワーが尽きる。時間切れ。「よく死ぬゲーム」と語り継がれてきたのは、この多重の理不尽が理由だ。

みんな、どこで詰まったのか

当時の回想を集めると、挫折地点はきれいに固まっている。敵が弾幕のようになる4〜5面。食べ物の置き方がいやらしい7面あたり。「持っている子は多かったのに、自力で12面まで行った小学生は周りに1人もいなかった」という声がいくつも残っている。

飛行を保つために親指へ力が入りっぱなしになり、遊び終わると親指が痛かった、という思い出も多い。さらにタイトルの通り犬が主役級の敵かと思いきや、実際に泣かされたのは執拗に追ってくる風船と、当たり判定の大きいスズメだった、という証言もある。

真相=クリアしても、終わらなかった

激ムズの全12面を突破しても、エンディングもスタッフロールも用意されていない。表示されるのは「13日目」の一言だけで、難易度が上がった状態でステージ1へ戻される。

だからメーカーは、ごほうびをゲームの外に置いた。1986年、「どこまで行けたか」を競う《オバケのQ太郎パニックコンテスト》が開催され、上位入賞者だけに金色のカートリッジが贈られている。その数、100本。中身は通常版と同じだが、Q太郎そのものが金色に光る。

当時の小ネタ、全部載せ

『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』の裏技・当時の小ネタ15連発

知らなかったことがあったら、みんなにシェアしよう!

  1. 原作はTVアニメ第3期(1985年〜)。1965年の第1期、1971年の第2期とは別のシリーズ。シェア
  2. Q太郎が犬を苦手にしているのは原作からの設定。タイトルの「ワンワンパニック」はそこから来ている。シェア
  3. 空を飛べるオバケなのに、飛ぶとパワーが激減する。中盤以降は歩いて進むのが基本になる。シェア
  4. 攻撃の「ガウガウ砲」は、スペシャル・キャンディーを取ったときだけ数発撃てる。シェア
  5. 残機の増え方は、まず10,000点で1UP、以降は20,000点ごと。シェア
  6. 穴に落ちてもミスにはならず、真っ暗な「地獄」ステージに落ちることがある。シェア
  7. 各パターンの最終面は目的が違う。窓を開けて友達を探したり、強盗から人質を助けたりする。シェア
  8. 煙突から出る「輪の煙」に下から入ると、ボーナスの「天国」へ行ける。シェア
  9. 10日目以降は、ノーヒントで宝石を出さないと食べ物が出ない初見殺しになる。12日目には、取っても食べ物が出ない“偽物の宝石”まで置かれている。シェア
  10. 残機が減らなくなる裏技があるが、コントローラーだけでは完結しない。1コン、2コンのマイク、外部ジョイスティックの同時入力が必要で、ニューファミコンでは再現しにくい。シェア
  11. 当時の攻略本『オバケのQ太郎ワンワンパニック裏技虎の巻』(小学館・1986年4月)は、漫画形式だった。作画はしのだひでお。シェア
  12. 「当時のファミ通で低得点だった」という話は成立しない。『ファミコン通信』の創刊は1986年6月で、本作の発売より後だから。シェア
  13. 発売日は12月16日。クリスマス商戦のど真ん中で、プレゼントとして枕元に置かれた1本でもある。シェア
  14. 金のオバQは高値で取引されてきた。2009年に17万1300円、2020年3月には31万1000円で落札された記録がある。人気ゆえに精巧な偽物も出回っており、いまは基板まで見ないと真贋が分からないと言われる。シェア
  15. そして最大の小ネタ。北米では『Chubby Cherub』というタイトルで発売され、主人公がQ太郎ではなく“ぽっちゃりした天使”に丸ごと差し替えられた。原作の知名度が無かったためだ。ところが、おにぎりやだんごといった日本の食べ物アイテムはそのまま残っている。天使が、おにぎりを食べる。シェア
■ いま、遊べる?

『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)

Nintendo Switch Onlineへの収録なし。アーケードアーカイブスは対象外(アーケード版が存在しないファミコンオリジナルのため)。ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータにも未収録。2026年7月現在、公式に遊ぶ手段は確認できていません。中古カセットは裸で300〜2,500円前後、箱説付きで3,000〜13,000円前後が目安です。

👻 都市伝説枠

『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)

📺 情報元

情報元・参考資料

よんだ!

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