75本目
パックランド
1985年11月21日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
ゲーセンの人気者パックランド。家で遊んだあの子が、途中で投げ出したのには"理由"があった。
🎮 パックランド(1985年11月21日/FC) を覚えてる?
目次
『パックランド』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1985年11月21日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | ナムコ |
- 丸いパックマンに、手足・顔・そして家族までついた作品
- 往復して迷子の妖精を送り届ける、全16面の横スクロールアクション
- ナムコットのファミコンソフト、記念すべき第10弾
そして10個目。AボタンでもBボタンでもジャンプしない。それなのに主人公はちゃんと跳ぶ。その"謎の操作"とは。
くわしくは、この概要欄の小ネタで。
『パックランド』の開発秘話——真相はこうだった
FC版パックランド、動かしづらくて投げ出した人へ。実は、コントローラーII(2コン)に持ち替えると操作方式が変わり、ぐっと素直に動かせるようになる”救済措置”が用意されていました。1コン(コントローラーI)だけで頑張って、ベソをかいていたあの日の自分に教えてあげたい──40年越しの答え合わせです🕹️
3たくクイズの答え
正解はB、アメリカで放送されていたTVアニメが元ネタ。1982〜83年に米ハンナ・バーベラが制作したアニメ版『パックマン』で、丸いだけだったパックマンに手足・顔・奥さん(ミズ・パックマン)や子どもといった”家族”がつきました。その世界観を、そのままゲームに逆輸入したのがパックランド。ゲームがアニメになり、そのアニメがまたゲームに戻ってきた、という珍しい往復の作品なんです🎬
『パックランド』の当時の小ネタ10連発
- パックランドは、米TVアニメ版『パックマン』の世界観がベースになったアーケード作(1984年)のファミコン移植シェア
- ジャンルは横スクロールアクション。左から右へ進み、妖精の国に着いたら今度は右から左へ帰ってくる"往復"形式シェア
- 全16面(4トリップ×4面)構成。行きと帰りで景色が変わるシェア
- 発売はナムコ。ナムコットのファミコンゲームシリーズ、記念すべき第10弾にあたるシェア
- 定価は4,500円(品番NPL-4500)。いまの中古相場は裸で数百円〜と手に入れやすいシェア
- 操作はAボタンで右、Bボタンで左に走る独特な方式(コントローラーIの場合)。ほかの多くのアクションゲームと配置が違い、一般受けしなかったとされるシェア
- ゲーセンのアーケード版に比べ、ファミコン版はキャラクターがかなり小さく表示される。憧れて買った子が"別ゲー感"にモヤっとした、というのは当時あるあるシェア
- 主人公パックマンには、この作品でくっきりと手足と目・鼻がついた。丸い"点を食べるだけ"の姿とは大違いシェア
- のちに続く"横スクロールで走って跳ぶアクション"の流れを、家庭に橋渡しした一本とも言われるシェア
- ジャンプするのはAボタンでもBボタンでもなく十字キーで、どの方向に押しても跳ぶ。この"走るのはボタン、跳ぶのは十字キー"という独特の操作が、パックランドの手ごわさの正体だったシェア
『パックランド』の遊び方——目的とルール
目的は、迷子になった妖精をフェアリーの国まで送り届け、パックマンの家へ帰ってくること。行きの3ラウンドで妖精を送り届けると、フェアリーの女王から「魔法の靴」をもらえる。これを履くと空中でもう一度ジャンプでき、続けて跳べば空高く上がれる。帰りの1ラウンドは、この靴を使いこなせるかが勝負になる。
ミスになるのは、モンスターに触れたとき、池や崖の下に落ちたとき、吹き上がる水柱に引き込まれたとき、蟻地獄に飲み込まれたときだ。各ラウンドには制限時間があるが、時間切れでもすぐミスにはならない。かわりにモンスターのスーが高速で追いかけてくるようになり、持っているアイテムも失ってしまう。
おなじみのパワーエサも道の途中に置かれている。食べるとモンスターが青いイジケモンスターになり、体当たりで撃退できる。効果中はジャンプ力も上がるので、高い所にいるモンスターも狙える。連続で倒すと得点は200点から倍々に増え、6匹目は7,650点。この数字は「ナムコ」の語呂合わせで、作中のボーナスに何度も登場する。
『パックランド』を遊ぶときのコツ
ファミコン版は、AボタンとBボタンで走り、十字ボタンでジャンプする(コントローラーIの場合)。移動ボタンは押しっぱなしではなく連打するのが基本で、速く叩くほどパックマンも速く走る。スピードに乗れば、あとは押し続けるだけでその速さを保てる。走る速さが上がるほどジャンプも高くなるので、高い障害物の前では助走をつけたい。
急ブレーキと空中での調整も覚えておきたい。進む向きと反対のボタンを押すと急停止でき、跳んだ直後に反対のボタンを連打すると軌道を少し戻せる。ジャンプ台では、右端ぎりぎりで踏み切り、空中で進む向きのボタンを連打し続けるほど遠くまで飛べる。
蟻地獄は、真ん中に置かれたガイコツが目印だ。近づかずにジャンプで飛び越えるのが安全で、引き込まれたらガイコツと反対の向きへボタンを連打して抜け出す。消火栓から真上に噴き出す水の上に立つと、高い所へ運んでもらえる。消火栓などの障害物を進行方向と逆に押すと、隠れたアイテムが出ることもある。
ファミコン版『パックランド』だけの要素とアーケード版との違い
ファミコン版には、アーケード版にない「花」の仕掛けが加わった。花は条件を満たすと空から落ちてきて、取ると300点。黄色い花は消火栓などを押すと現れ、3つ集めると1UPのスペシャルパックマンが出る。紫の花は時間切れのときに現れ、4つ集めるとゴール時に7,650点がもらえる。
赤い花は、パワーエサの効果中にイジケモンスターを1匹だけ倒したときに出る。3つ集めると、帰り道でパワーエサを取ったとき、倒したモンスター1匹ごとに7,650点が入るようになる。丸木橋を往復すると出るオレンジの花を4つ集めると、帰り道の飛行機が小さなモンスターの代わりに花を落としてくる。
ファミコン版独自の裏技として、得点を1万点以上にしたうえで建物の屋根伝いにジャンプしてゴールすると、ラウンド1からラウンド13へワープできる。ナムコは本作をきっかけに、ファミコン用の横スクロールアクション『マッピーランド』を1986年に送り出した。ファミコン版は2014年、Wii Uのバーチャルコンソールでも配信された。
『パックランド』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)
ファミコン版はSwitch『ナムコットコレクション』の追加コンテンツ(2020年8月20日配信)で遊べる。アーケード版は『アーケードアーカイブス パックランド』としてSwitch・PS4で2022年4月7日から配信中。Switch Online・クラシックミニFCには未収録。Wii Uのバーチャルコンソールでも2014年6月11日に配信されていた(現在は販売終了)。※2026年10月時点
『パックランド』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- Wikipedia『パックランド』
- ファミコン堂 ほかweb資料
- AKIBA PC Hotline!「忍者増田のレトロゲーム忍法帖『パックランド』編」
- インサイド「Wii U VC『パックランド』配信」
調べるときに参照したページ
- Wikipedia日本語版「パックランド」
- AKIBA PC Hotline!『パックマンがちっちゃいファミコン版『パックランド』 忍者だけど丸太渡りは苦労するでござる』
- インサイド『緊急配信開始!Wii Uバーチャルコンソール『パックランド』『パックマンコレクション』期間限定セールも実施中』
