93本目
バイナリィランド(1985年12月20日/ファミコン)— 開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
1985年、あるゲームの中に、作った人の恋人の名前が隠されていた。
40年後、その2人がどうなったかまで分かってしまった。
🎮 バイナリィランド(1985年12月20日/FC) を覚えてる?
『バイナリィランド』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1985年12月20日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | ハドソン |
- あの優しいBGMの正体
- タイトル画面に隠された「もう一つの名前」の出し方
- そして最後に——原作パソコン版の主人公は、ペンギンじゃなかった
鏡の迷宮に、2羽
ペンギンのグリンとマロンが、左右反転する鏡の迷路に閉じこめられる。片方を動かすと、もう片方が逆へ動く。2羽そろって上のハートにたどり着けば、そのステージはクリア。 ——と、書くと簡単そうなんだけど、実際は右へ行かせたいのにもう1羽が壁へ突っ込み、気づけば2羽ともクモの巣にかかっている。かわいい見た目で、中身はガチのアクションパズルだった。
クリスマスの5日前、1985年12月20日発売。定価4,900円。枕元に置かれた家も多かったはず。
そして、タイトル画面の話
タイトル画面で、1コンと2コン両方のAとBを押しながらリセット。 すると2羽の名前が「KIKU.」「MEGU.」に変わり、画面の下に「LOVE STORY」と出る。
KIKUは、ファミコン版を作ったプログラマー・菊田昌昭さん。MEGUは、当時交際していた相手。高橋名人によれば奥村恵さんで、ただし開発に関わったかどうかは資料が割れている(高橋名人は「アドバイザーとして参加」、桜田名人は「関わっていない」としている)。
高橋名人はこのゲームを、こう表現している——菊田さんの、当時のラブレターのような作品。
そして2人は、その後、結婚していない。 それが分かったのは2013年。金色の「祝ご結婚」カセットの由来を調べていた桜田名人が、元社員に確認して「そもそも2人は結婚していない」と明かした。伝説をたどった先で、40年越しに分かったのが、そっちだった。
『バイナリィランド』の当時の小ネタ17連発
- 公式には「1人用」。2羽いても、通常プレイでIIコンの出番はない。シェア
- 3面ごとにボーナスステージ。片方が最初からクモの巣にかかった状態で始まり、全ハートを集めてゴールすると5万点。シェア
- 9面から鳥が登場。触れると2羽の位置が入れ替わる。14面からは火の玉も出る。シェア
- その鳥、妨害だけじゃない。入れ替わっている最中にゴールを通過させる正規テクニックがある(説明書にも示唆あり)。シェア
- 壁には隠しパネル。スプレーを当てると現れ、得点や残機につながる。シェア
- クモの巣を7個壊すとクジラが出る。800点入って、一時的に無敵。シェア
- カセットの中身は24キロバイト(PRG16+CHR8)。バッテリーバックアップなし。シェア
- 面クリアのジングルは、ベートーベン『歓喜の歌』。プレイ中のBGMとは別の曲を使っている。シェア
- MEGUさん=高橋名人によれば奥村恵さん。ただし開発に関わったかは資料が割れている。シェア
- 2025年12月20日で、発売から40年が経った。シェア
- 「当時のファミ通で低評価だった」は成立しない。『ファミコン通信』の創刊は1986年6月で、発売より後だから。シェア
- 復刻歴=2001年iアプリ→2004年EZアプリ→2005年GBA『ハドソンベストコレクション Vol.4』→2011年Wii VC→2013年3DS VC。シェア
- グリンとマロンという名前は、ファミコン版でついた。物語ごとファミコン向けに作り直されている。シェア
- 海外での正式なNES版は、確認できない。シェア
- 『ジュ・トゥ・ヴ』はいまも現役。2024年のスズキ「フロンクス」のCMもこの曲。シェア
- 原作パソコン版を作ったのは、菊田さんではない。別の「今野さん」で、菊田さんはファミコン版の移植担当だった(高橋名人が後日、自分で訂正している)。シェア
- 原作のパソコン版では、主人公はペンギンじゃなかった。人間の男の子と女の子だった。シェア
『バイナリィランド』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)
Nintendo Switch Onlineへの収録なし。アーケードアーカイブスは対象外(アーケード版が存在しないため)。ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータにも未収録。
過去のWii VC・3DS VC・GBA復刻は、ショップのサービス終了でいずれも新規購入できない。2026年7月現在、実機・互換機か、中古のGBA版が現実的な選択肢です。
中古カセットは裸で300〜800円前後、箱説付きで1,000〜4,500円前後が目安。
『バイナリィランド』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- R40_GAMERS【8-bit REVENGE】『ファミコン「バイナリーランド」〜発売から約40年経って発見された幻のエンディング!〜』
- ぷろぐれっそふぃるむ『ゆっくり解説実況コレクション#93ファミコン『バイナリィランド(ハドソン)』』
- 4ST『FC「バイナリィランド」謎のゴールドカートリッジ版をついに開封!その中身を大公開!』
- 高橋名人オフィシャルブログ「16連射のつぶやき」
