101本目

サーカス・チャーリー(1986年3月4日/ファミコン)— 開発秘話・当時の小ネタ全部載せ

相手は、40年ずっと画面の外にいた。

🎮 サーカス・チャーリー(1986年3月4日/ファミコン)を覚えてる?

📌 先に、これだけでも。

『サーカス・チャーリー』とは? 発売日・スペック早見

サーカス・チャーリー 基本データ
発売日1986年3月4日
機種ファミコン
発売元コナミ

このゲーム、なんの話だったのか

ライオンの背中に立って、火の輪をくぐる。綱を渡る。玉に乗る。馬で跳ぶ。最後に空中ブランコ。左右に動くのと、跳ぶこと。できるのはそれだけ。

当時のぼくらは、ピエロのチャーリーが何のためにあんな無茶をしているのか、まったく知らないまま遊んでいました。画面はいきなり火の輪から始まるし、説明らしい説明もない。ただ跳ぶ。落ちる。また跳ぶ。

でも、彼にはちゃんと目的がありました。

説明書に、こう書かれています。チャーリーは「愛しのジェニー」のために、サーカスで成功しようとしている。つまりあの火の輪も、あの綱渡りも、全部が恋のためだったわけです。

そして、そのジェニーはゲームの中に一度も出てきません。

姿も、名前も、画面には現れない。物語が置かれていたのは、カセットの外側でした。当時ぼくらの多くは、カセットだけを友達から借りて遊んでいたので、この話にたどり着けた子はそう多くなかったはずです。

40年たって、ようやく彼の目的が読み返されはじめている。そういう1本です。

当時の小ネタ、全部載せ

『サーカス・チャーリー』の当時の小ネタ23連発

知らなかったことがあったら、みんなにシェアしよう!

  1. 品番は「SFC-CC」。スーパーファミコンが登場する4年も前なのに、なぜかSFC。これは商品管理コードであって「Super Famicom」の意味ではありません。シェア
  2. 2人プレイは同時ではなく交互。ひとりが失敗するまで、もうひとりはただ見ているだけでした。シェア
  3. 20,000点で1人増えます。以後は40,000点ごと。シェア
  4. 火の輪と火の壺を1回のジャンプでまとめて越えると、合計300点のところが400点になります。シェア
  5. 綱渡りで、茶色い猿を跳ぶ瞬間に青い猿もまとめて越えると500点。シェア
  6. 玉乗りで、次の玉を1個飛ばしてその先へ着地すると500点。シェア
  7. 曲乗りでジャンプ台に連続着地すると、100→200→400→800点と倍に増えていきます。4枚連続で合計1,500点。シェア
  8. 空中ブランコは、新しいブランコをつかむたびに500点。シェア
  9. 特定の火の壺を前後にジャンプしているとコインが出現して、5,000点。この号でいちばん大きい1発です。シェア
  10. 主題曲「アメリカン・パトロール」は、F・W・ミーチャムが1885年に発表した行進曲。もう140年前の曲です。シェア
  11. 5面・空中ブランコで流れているのは、ヨハン・シュトラウス2世「美しく青きドナウ」(1866年)。シェア
  12. アーケード版の同じ場面で流れていたのは「トロンボナンザ」という別の曲でした。つまり、みんなが懐かしむ"あの曲"は、ファミコンに移植されたときに生まれた記憶です。シェア
  13. サーカスの定番として連想されがちな「天国と地獄」は、確認できる曲目リストに入っていません。シェア
  14. アーケード版の面選択画面では「Washington and Lee Swing」という1910年の曲が流れていました。ファミコン版は面選択がないので、この曲は家に来ていません。シェア
  15. 複数のサウンドトラックで曲名の取り違えがあり、それを参照した後年の移植で本来と違う曲が差し替えられた可能性が指摘されています。シェア
  16. 空中ブランコを初めて世に出したのは、フランスの曲芸師ジュール・レオタール。1859年11月、パリでの披露とされます。体操着の「レオタード」は彼の名前が由来です。最終面は、サーカス史を変えた演目でした。シェア
  17. その「美しく青きドナウ」は、2025年5月31日、欧州宇宙機関のアンテナからボイジャー1号の方向へ宇宙に送信されました。40年前に空中ブランコで鳴っていた曲が、いま太陽系の外を目指しています。シェア
  18. アーケード版の稼働は1984年4月。40周年は2024年に済んでいて、ファミコン版の40周年は2年遅れて2026年3月4日に来ました。シェア
  19. Wii Uのバーチャルコンソールで配信されていた同名タイトルは、コナミ発売のMSX版。ソフトプロのファミコン版ではありません。シェア
  20. いま買えるアーケードアーカイブス版(2020年8月6日配信)はアーケード版です。削られたあの1面が入っている、いわば完全版。シェア
  21. ファミリーコンピュータMagazineの読者投票「ゲーム通信簿」は16.39点/30点でした(※一次誌面は未確認)。シェア
  22. ソフトプロがファミコンで発売したのは、この1本と、その3か月前に出したもう1本だけ。以後はディスクシステム専業になり、1989年でゲーム事業から退いています。シェア
  23. そして、この号でいちばん引っかかる話。このゲームを開発したのはコナミです。それなのに、なぜコナミの名前で発売されなかったのか——40年たったいまも、公式な理由はどこにも見つかっていません。シェア
■ いま、遊べる?

『サーカス・チャーリー』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)

公式に買えるのはアーケード版のほうで、ファミコン版のあの5演目は、いまも実機とカセットの中にしかありません。中古相場は裸のカセットで700〜1,700円ほど、箱つきの完品だと1万〜3万円まで跳ねます(2026年8月時点)。

👻 都市伝説枠

『サーカス・チャーリー』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)

📺 情報元

情報元・参考資料

よんだ!

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