119本目
グラディウス
1986年4月25日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
世界でいちばん有名な“あの裏技”は、このソフトで生まれた。生まれた理由は…動画の中で。
🎮 グラディウス(1986年4月25日/ファミコン)を覚えてる?
目次
『グラディウス』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1986年4月25日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| ジャンル | シューティング |
| 発売元 | コナミ |
| 型式 | RC810 |
| 定価 | 4,900円(当時) |
ゲーセンの大ヒット作を家庭用に初移植した横スクロールSTG。カプセルを取って好きな順に自機を強化する。全7面。
- 1・4面の火山には、隠し5000点がある。AC版で「何かありそうで無かった」場所が、FC版でボーナスに変わった。
- ラスボスは一切攻撃してこない。破壊もできない。ただ自滅を待つだけの相手だ。
- 当時のファミマガには「IIコンのマイクに『オップション』と言うとオプションが6個つく」というウソ技が載っていた。
そして10個目。このゲーム、実はアーケードに"逆輸入"されていた。
しかも国内未発売という、幻の1本だ。
『グラディウス』の開発秘話——真相はこうだった
「上上下下左右左右BA」=コナミコマンドはこのFC版グラディウスで生まれた。移植担当プログラマー・橋本和久さんがテスト用に仕込んだ強化コマンドが製品版に残り、ギネス世界記録「もっともよく知られている隠しコマンド」(2012)に登録された。
作った理由は本人がアーケード版を難しくてクリアできなかったから。並びも「自分が使うから覚えやすくした」(2003年対談)。橋本さんは2020年2月に61歳で他界。ワシントン・ポストやCNNも訃報を報じ、世界中のファンがあのコマンドで追悼した。
『グラディウス』の裏技・当時の小ネタ10連発
- オート連射=得点の千の位が0のときカプセルを取り、ゲージをシールドからスピードへ一周戻すと発動する。シェア
- 隠し5000点=1・4面の火山の空洞にある。AC版で「何かありそうで無かった」場所が、ボーナスに変わった。シェア
- 隠し1UP=千の位の偶数・奇数を合わせて特定地点を通過すると出現する。シェア
- 1面ワープ=ハッチ4つを千の位が偶数のとき破壊。2面ワープ=ビッグコア出現後すぐの撃破で発動する。シェア
- コナミコマンドの使用回数は、最初は1回だけ。ステージクリアごとに1回ずつ増えていく。シェア
- ラスボスは一切攻撃してこず、破壊もできない。ただ自滅を待つだけの相手。シェア
- FC版で短くなったレーザーは、のちのシリーズ正式装備「ツインレーザー」の原型になった。シェア
- FC版のバリアは、見た目そのままに全方位防御化。のちの「フォースフィールド」の原型になった。シェア
- 当時のファミマガには「IIコンのマイクに『オップション』と言うとオプションが6個つく」というウソ技が載っていた。シェア
- FC版はアーケードへ逆移植された『VS.グラディウス』が存在する。海外専用で国内未発売。ポーズが無いので、コナミコマンドも存在しない。シェア
『グラディウス』の遊び方 パワーアップゲージの仕組み
プレイヤーは自機ビックバイパーを操り、横に流れる面を進んで最後に待つボスを倒せばステージクリアとなる。敵や敵弾、地形にぶつかるとミスで、残機が尽きればゲームオーバー。2人で交互に遊ぶこともできる。アーケード版はショット、ミサイル、パワーアップの3ボタンだったが、ファミコン版ではショットとミサイルを1つのボタンでまとめて撃つ形に整理された。
このゲームの肝が画面下のパワーメーターだ。赤いカプセルを取るたびに光る項目が一つずつ右へ進み、欲しい項目が光ったところでボタンを押すと装備できる。並びはスピードアップ、ミサイル、ダブル、レーザー、オプション、そして「?」のバリア。ダブルとレーザーは同時に使えない。青いカプセルを取ると、画面内の弱い敵がまとめて消える。
どの装備をどの順で取るかは自分で決められる。速さを先に上げるか、オプションを急ぐか。その選択がそのまま攻略の組み立てになる。ミスすると装備はすべて失われるため、丸腰からどう立て直すかも腕の見せどころだ。
ファミコン版のステージ構成とアーケード版からの変更点
面は全部で7つ。火山、ストーンヘンジ、モアイ、天地が逆になった逆火山、触手、細胞、そして敵の要塞へと続く。要塞の奥の中枢を倒すと短いエンディングが流れ、そのまま次の周回に入る。周回を重ねても終わりはない。
ファミコンの性能に合わせた手直しも多い。オプションは最大4つから2つに減り、スピードアップは逆に14段階まで重ねられるようになった。面によっては上下スクロールや仕掛けが省かれ、4面の火山は噴火せず、アイアンメイデンも出てこない。パッケージはシリーズで初めて黒を基調にしたデザインになった。
それでも当時の評価は高く、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票では30点満点中23.40点を記録した。同誌もオプション数などの違いはあるものの、雰囲気と操作感は忠実に移されていると評している。
原作アーケード版『グラディウス』と他機種への移植
原作はコナミが1985年に出したアーケードゲームで、開発はコナミ開発1課、デザイナーは町口浩康、音楽は東野美紀(ボス曲を除く)。1981年の『スクランブル』を土台にしており、企画当初は「スクランブル2」と呼ばれていた。基板には磁気バブルメモリを使うバブルシステムが採用されたが、故障が多く、のちにROM基板へ交換された版もある。
アーケード版は7面をクリアしても終わらず、2周目からは倒した敵が自機へ撃ち返し弾を放つようになる。熟練者はミスした地点ごとに装備を立て直す「復活パターン」を編み出し、1000万点がスコアラーの目標になった。なお残機は1バイトで管理されていて、256機を超えると0に戻ってしまう。
家庭用への移植は機種ごとに個性が分かれた。1986年のMSX版は大容量のメガロムを使って骨のステージやボーナスステージを加え、1991年のPCエンジン版はオプション4個と長いレーザーを再現したうえで砂漠と骨のステージを足した。1987年にはパソコンのX68000の初代機に付属し、再現度の高さで知られている。
編集部のひとこと
モアイさんを10こやっつけたらね、つぎのめん、とんじゃうの!4めんのきれいなおんがく、きけなかったの…
クリアの文句は周ごとに違うんだぜ。6周ぶんの頭文字を並べてみな…KONAMIだ。粋なことしやがる
カップ麺の応募券で当たった非売品グラディウス!カプセルがラーメンの柄でさ、今や24万円だぜ!
『グラディウス』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)
2026年8月時点、Nintendo Switch Online「ファミリーコンピュータ Nintendo Classics」でFC版を配信中(追加購入不要)。アーケードアーカイブス版(838円)と『グラディウス オリジン コレクション』は、アーケード版=FC版とは別物。
『グラディウス』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- GAME Watch
- ファミ通.com
- ゲームカタログ@Wiki
- 橋本和久2003年対談
- 岡本吉起ゲームch
- Wikipedia『グラディウス (ゲーム)』
- Wii U バーチャルコンソール版『グラディウス』電子説明書
調べるときに参照したページ
