97本目
ツインビー(1986年1月4日/ファミコン)— 開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
機体には名前があった。乗っている子には、無かった。
いま、その子には名前がある。声もある。ファンもいる。
🎮 ツインビー(1986年1月4日/FC) を覚えてる?
『ツインビー』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1986年1月4日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | コナミ |
『ツインビー』の開発秘話——真相はこうだった
1986年の説明書には、こう書いてある。シナモン博士は住民の気持ちを「2人の息子」に託した、と。 つまり2機に乗っていたのは、どちらも男の子。しかも機体名は「ツインビー」「ウインビー」とあるのに、乗っている人間には個人名すら与えられていない。 その2号機側の席に、のちに女の子が座った。名前はパステル。 1993年から1997年まで、文化放送でラジオ番組『ツインビーPARADISE』が放送された。ナビゲーターは國府田マリ子さん。番組はドラマCD、OVA、ゲームへと広がり、コナミは「ウインビー国民的アイドル化計画」まで立ち上げた。実行委員を一般から募集し、会報『どんぶり島通信』まで発行している。 パステルの声は椎名へきるさん。合言葉は「合言葉はBee!」、リスナーの呼び名は「Beeメイツ」だった。 そして2019年、パステルは別のコナミ作品『ボンバーガール』に参戦した。声はやはり椎名へきるさん。「合言葉はBee!」も一緒に戻ってきた。 名前も声も無かった2号機の子は、いまシリーズの看板として、まだ現役でいる。
どんなゲーム?
雲を撃つとベルが出てくる。そのベルを撃つと色が変わって、取った色によって強さが決まる。敵はイチゴ、ピーマン、にんじん、カニ、タコ、そして台所用品。1980年代のシューティングが戦争と宇宙ばかりだった中で、ここだけ空気が違った。 1985年3月に稼働したアーケード版を、1986年1月4日にファミコンへ移植したもの。全5面で、クリアすると難度を上げて周回する。エンディングは無い。
3たくクイズの答え
正解は A「救急車」。 敵にやられると、ツインビーは両うでを失って地上を撃てなくなる。そこへ画面の下から救急車が走ってきて、接触すると腕を直してくれる。 ただし、これは1機につき1回だけ。逃したら二度と来ない。しかも2人プレイでは、相方の救急車に乗ることはできない。 「早く救急車のところへ!」と焦って、2発目をもらって死んだ人、多いはずだ。
『ツインビー』の裏技・当時の小ネタ31連発
〔説明書の世界〕
- 舞台は宇宙暦2801年、ドンブリ島。スパイス大王の軍隊に占領され、島は4人の将軍に分割統治されたシェア
- 2機を作ったのは、島はずれに住む変わり者の科学者シナモン博士シェア
- 機体の名前は最初から「ツインビー」「ウインビー」。名前が無かったのは、乗っていた人間のほうだった 〔ゲームの中身〕シェア
- ファミコン版のベルの色は 黄(得点)→青(スピードアップ)→白(ツイン砲)→赤白点滅(分身)→赤(バリア)の順シェア
- アーケード版は順番が違う。黄→白→青→緑(分身)→赤。緑ベルはファミコン版には無いシェア
- 黄色ベルは落とさずに取り続けると点が伸びる。500点から始まって、最大10,000点までシェア
- 説明書には、分身は「1人用のみ」と書いてある。2人で遊ぶと、最強装備は作れないシェア
- 1UPは50,000点。以後は150,000点ごと、1,000,000点までシェア
- 全5面。クリアすると難度を上げて周回する。明確なエンディングは無いシェア
- 2人プレイの合体攻撃は2種類。横に並べば拡散するスター攻撃、縦に並べばファイヤー攻撃 〔ファミコン版だけの話〕シェア
- アーケード版は腕が片方ずつ壊れるが、ファミコン版は被弾で両腕がいっぺんに消えるシェア
- 2人プレイでは、相方の救急車に乗ることはできないシェア
- アーケード版にいた「ミラクルボール」はファミコン版には無い。地上攻撃はスーパーキャンディに置き換わったシェア
- 縦合体のスター攻撃は、アーケード版が5方向。ファミコン版は4方向に減ったシェア
- ファミコン版だけの追加要素=ミルクを取ると1UPシェア
- ファミコン版だけの敵=鍋型の高速敵。「3」の字を描いて飛ぶシェア
- アーケード版にあったボイスは、ファミコン版では再現されなかった。ボス曲の一部差分やランキングBGMも省かれているシェア
- ROM容量は48KB(PRG 32KB+CHR 16KB)。バッテリーは載っていないシェア
- それでもリセットボタンを押しただけならハイスコアは消えない。説明書にそう書いてある(電源を切れば消える) 〔裏技〕シェア
- タイトル画面で「上」と「右」とAボタンを押しっぱなしにすると、残りが10機になるシェア
- 「2 PLAYERS」を選び、STARTのあと画面が暗い間にⅡコンでBを押しながら 上・下・左・右。2人とも残機が2機増えるシェア
- スーパーキャンディを取る瞬間にSELECTを押しておくと、3WAYの飛ぶ方向が変わる 〔他機種版の話〕シェア
- MSX版では、裏技で分身とバリアを同時に装備できた。ファミコン版では不可能なので、これを信じて画面の前で粘った子が全国にいたシェア
- MSX本体のスロット1にグラディウス、スロット2にツインビーを挿すと、自機がツインビーのグラディウスが遊べた。これが『パロディウス』の原点になったとされる 〔その後〕シェア
- 1988年にディスクシステムの書き換えでも配信。2004年にGBA「ファミコンミニ」、2008年にWii、2013年にWii U、2018年にNintendo Switch Onlineへシェア
- 2011年の3DS「3Dクラシックス ツインビー」はファミコン版がベースだが、1人専用に作り替えられているシェア
- 2019年、Switch Onlineに特別版「ドンブリ島おかわりバージョン」が登場。通常版のステージ6=2周目から始まる高難度版シェア
- 2026年1月4日で、ファミコン版は発売40周年を迎えた 〔数字の注意〕シェア
- ネットで見かける「100万本」という数字は、いま確認できる範囲では個人ブログ系の記述だけ。公式資料は見つけられなかったシェア
- 原作アーケード版のスタッフとして資料に残るのは、プロデューサー・廣下宏治さん、企画とプログラム・青山和浩さん、音楽・福武茂さんと佐々木嘉則さん。ファミコン版にはスタッフロールが無く、移植を担当した人の名前は今も分からない 〔31=いちばん驚く話〕シェア
- 原作のアーケード版は、電源を入れてもすぐには遊べなかった。基板「バブルシステム」が磁気バブルメモリを使っていて、暖機運転が終わるまで起動しなかったからだ。その待ち時間に流れていたのが「コナミ・モーニング・ミュージック」。ゲームセンターの開店時にしか聴けない曲だったので、通学の途中にわざわざ寄る子どもがいた。しかもこの曲、もともとは別のゲーム用に作られて没になっていたものだったシェア
『ツインビー』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)
ファミコン版はNintendo Switch Onlineに収録されている(2018年11月14日から)。
原作アーケード版は『アーケードアーカイブス ツインビー』で。こちらはバブルシステム版とROM版の2種類が入っている。
クラシックミニ ファミコンには入っていない。実機・互換機でもプレイ可能。
『ツインビー』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- tomo cat チャンネル
- ばっけんのレトロゲームチャンネル
- 戦闘力5のアラフォーレトロゲーマー『戦5』
- 大人のゲーム部屋
