118本目

けいさんゲーム 算数3年

1986年4月25日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ

この1本は、ファミコンを買ってもらう口実だった。

親にねだる時の、大きな武器だったからだ。

🎮 けいさんゲーム 算数3年(1986年4月25日/ファミコン)を覚えてる?

ファミコン大図鑑オリジナルキャラクター大輔と剛の掛け合い
目次
  1. 発売日・スペック早見
  2. 開発秘話の真相
  3. 当時の小ネタ9連発
  4. 収録ゲームと遊び方
  5. 潜水艦の「Z-80」はどこから来たのか
  6. 1986年に出た『けいさんゲーム』シリーズ5本
  7. いま遊べる?・入手ガイド
  8. 都市伝説・噂(裏取りなし)
  9. 情報元・参考資料
📌 先に、これだけでも。

『けいさんゲーム 算数3年』とは? 発売日・スペック早見

けいさんゲーム 算数3年 基本データ
発売日1986年4月25日
機種ファミコン
ジャンル教育(算数学習+アクション)
発売元東京書籍
型式TKS-S3
定価4,900円(当時)

教科書会社が出した学習ソフトの3年生版。わりざん・かけざんの4モード×各2コースで、答えは自分で数字を入力して解く。1人専用。

そして9個目。ある敵キャラの正式名称と、プレイヤーたちが

呼んでいた名前は、実は違っていた。

■ 真相発表!

『けいさんゲーム 算数3年』の開発秘話——真相はこうだった

煽りで出した「Z-80」の正体は、実在するCPU(コンピュータの頭脳にあたる部品)の型番だ。

「わりざん1」に出てくる潜水艦には、機体にZ-80と書かれている。Wikipediaでも潜水艦「Z-80」と機体名あつかいで載っているが、これは架空の兵器名ではない。ザイログ社のZ80は、当時のパソコンやアーケード基板で広く使われた8ビットCPUで、コンピュータの世界では誰もが知っている型番だった。

ただし、ファミコンのCPUはZ80ではない。リコー製のRP2A03(6502系)で、まったくの別物である。パソコン側の有名なCPU名が、ファミコンの算数ソフトの潜水艦に貼り付けられていたことになる。

大人が見れば一瞬でニヤリとできる。だが小学3年生に分かるはずがない。画面に映り続けていたのに、当時の子どもは誰も気付けなかった。

当時の小ネタ、全部載せ

『けいさんゲーム 算数3年』の当時の小ネタ9連発

知らなかったことがあったら、みんなにシェアしよう!

  1. 「わりざん1」の潜水艦、敵の爆雷は得点が上がるほど増えていく。500点で2連射、1000点で3連射、1500点で4連射になることが、実プレイ検証で確認されている。シェア
  2. 「かけざん1」は正解を重ねるほどスピードが上がり、最終的には開始時のおよそ4倍にまでなる。シェア
  3. 潜水艦のゲームなのに、残機の表示はなぜか金魚。シェア
  4. 明確なエンディングはなく、ひたすらハイスコアを狙い続ける作りになっている。シェア
  5. 海外版は無し。日本の小学3年生専用ソフトとして作られている。シェア
  6. 当時の定価は4,900円。これは当時の普通のファミコンソフトと同じ価格帯。シェア
  7. MSXでは、東京書籍から本作とは別シリーズの『新しい算数』が発売されていた。シェア
  8. 続編にあたる『算数4年』はHAL研究所が開発。スタッフ欄にある「WAHYO IWATA」は、のちに任天堂の社長になる岩田聡さんのことだと言われている(『算数4年』の話。出典:ニンテンドードリーム2021年7月号)。シェア
  9. 「わりざん2」の敵は、Wikipediaいわく「カエルのような敵」。しかしプレイヤーの間では"ワニ"と呼ばれて恐れられている。シェア

『けいさんゲーム 算数3年』の収録ゲームと遊び方

扱うのは小学3年生で習うかけ算とわり算。ゲームは「わりざん1」「かけざん1」「わりざん2」「かけざん2」の4本で、どれも画面に出た式を完成させる数字を、アクションゲームの中で探して取りに行く作りだ。それぞれにコース1とコース2があり、問題の難しさを選べる。残機は4。答えを間違えるか敵にぶつかると1つ減る。正解を続けるほどゲームのスピードが上がっていくので、計算の速さと操作の腕の両方が試される。

「わりざん1」は潜水艦で爆雷をかわしながら答えの数字に触れるゲームで、コース2では余りの出し方まで問われる。「かけざん1」はUFOをよけて上空の数字にタッチするもので、コース1が3桁、コース2が4桁のかけ算だ。

「わりざん2」はビルの各階で数字を当てながら上へ昇るゲーム。途中の階は5択、屋上だけ3択になり、式が完成するとビルの外へ出てボーナス点が入る。「かけざん2」は車で4か所を回って数字を探すもので、敵の車が2台出てくる。

潜水艦の「Z-80」はどこから来たのか——MSX向け教育ソフトがルーツ

日本語版Wikipediaによると、『けいさんゲーム』の1年から3年は、T&EソフトがもともとMSX向けに作っていた未発売の教育ソフトを、ファミコンに移植したものとされる。MSXのCPUはZ80系。潜水艦の機体に書かれた「Z-80」は、このMSX時代の名残だという。

同じ記述では、MSX版のクリエーターはT&Eソフトのゴンダー宮野で、ファミコンへの移植は別の会社が担当したとされる。キャラクターが単色のスプライトで描かれているのも、移植元の事情を感じさせる部分だ。開発会社は公表されていないが、ファミコン版のシリーズはどれもHAL研究所の他作品と同じサウンドドライバーを使っているという。MSX版の『けいさんゲーム』は結局発売されなかった。

1986年に出た『けいさんゲーム』シリーズ5本

シリーズは全5本。1986年4月25日に『さんすう1年』『算数2年』『算数3年』の3本が同時に発売され、品番はTKS-S1からTKS-S3。半年後の10月30日に『算数4年』『算数5・6年』が続いた。

同じシリーズでも、ゲームの決まりは学年ごとに違う。『1年』は1問正解で一律10点の残機制で、同時発売の3本の中ではゲームとしての難しさが高めとされる。『2年』は残機ではなく体力制で、時間がたつか答えを間違えると体力が減る。『3年』は『1年』に近い残機制に戻っている。

HAL研究所が開発した『4年』からは、計算の正解だけでなくアクションの腕で高得点を稼ぐ色が強くなった。その『4年』のアイコンに使われたのは、『3年』の「わりざん2」に出てくるカエルのような敵だ。3年生のビルで追いかけてきた敵が、次の学年の顔になっている。

シリーズ最後の『5・6年』も、開発会社は公表されていない。ただ、分数のゲーム「よっちゃんのお花畑」の17面には『4年』と同じように「HAL」の文字をかたどったステージが出てくる。当時HAL研究所と縁の深かったイラストレーターの☆よしみるも、このゲームのグラフィックを担当したと語っているという。

編集部のひとこと

健太
健太

かけざんは宇宙!Bボタンでビューンと飛んでUFOをかわすんだ!答えの数字にタッチだ、すげー!

勝
勝

車で町を走って、筆算に入る数字を探すんだよ。敵の車2台に追われながら九九…ぼく、これ得意なんだ

和子
和子

筆算しながらビルを登るのよ。カエルみたいな敵をジャンプでかわそうとしたら急ターン!もう!

■ いま、遊べる?

『けいさんゲーム 算数3年』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)

2026年8月時点で、公式の現行配信は確認できなかった。Nintendo Switch Online・アーケードアーカイブス・ニンテンドークラシックミニ ファミコンのいずれにも本作は見当たらない。遊ぶなら中古のカセットと実機、というのが現状。

👻 都市伝説枠

『けいさんゲーム 算数3年』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)

ファミコン大図鑑オリジナルキャラクターの掛け合い(オチ)
📺 情報元

情報元・参考資料

調べるときに参照したページ

よんだ!

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