95本目
ロットロット(1985年12月21日/ファミコン)— 開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
そのシール1枚に、25万円。しかもそれ、4段階のいちばん下だった。
一番上の"ロイヤル純金"は先着10名。届いた枚数を数えたら——
🎮 ロットロット(1985年12月21日/FC)、知ってる?
『ロットロット』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1985年12月21日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | 徳間書店 |
- 4×4=16の部屋を、赤と緑2本のスティックで入れかえて球を落とすパズル
- 左下の"Zゾーン"に球をためると、下からアイツが上がってきてワイヤーを切る
- 発売元は、なんとゲーム会社ではなく出版社の徳間書店
そして20個目。このゲームの原型は、雑誌に載った"素人の投稿プログラム"だった。作者について残っているのは、たった4文字。
くわしくは、この概要欄の小ネタで。
『ロットロット』の開発秘話——真相はこうだった
動画で引っぱった”シール”の答え。発売元の徳間書店(TOKUMA SOFT)は、高得点を出すとゲームオーバー時に一瞬だけパスワードが表示され、それをハガキで送るとカセットに貼れる特製ラベルがもらえる、というキャンペーンをやっていました。ランクは4段階。シルバー(50万点)/ゴールド(200万点)/プラチナ(500万点)、そして最上位が1000万点の「ロイヤル純金」で、先着10名。表記は”24KGP”=本当に24金のメッキです。 ところが。当時のファミマガ誌面で確認できる配布数は、ロイヤル純金がたった1名、シルバーが117名。同じ日に発売された兄弟ソフト『エグゼドエグゼス』では純金10名全員の都道府県と年齢まで誌上で発表されたのに、ロットロットだけ発表がありませんでした。発売3か月後には、メーカー自身が誌面で「応募が少なかった」と漏らして追加募集をかけています😅 そして2021年4月、未使用のシルバーステッカーが単体でヤフオクに出品され、25万円超で落札されました。いちばん下のランクで、これ。最上位のロイヤル純金は、40年経ったいまも市場に一度も現れていません。数百万円という数字が語られることはありますが、それは評価額であって、売れた記録ではないのです。値段を知っている人は、たぶん誰もいません。
3たくクイズの答え
正解は C カニ です🦀 画面いちばん左下の”Zゾーン”だけ、床がワイヤーになっていて、ここに球が入るとピヨピヨと警告音。下からカニが上がってきてワイヤーを切ります。切られると、スティックが1つ死亡。しかもスティックは3つきりで、以後ひとつも増えません。球を全部どければカニは引っ込みます。
『ロットロット』の当時の小ネタ20連発
- 品番は GTS-LL。カセットとパッケージのブランド表記は「TOKUMA SOFT」シェア
- 説明書には製作元・発売元=徳間書店、販売元=徳間コミュニケーションズと、2社が別々に記載されているシェア
- 著作権表記は ©TOKUMA SHOTEN 1985 と ©IREM CORP. 1985 の併記シェア
- 赤い球の正式名称は「イジワルボール」。50点の穴には絶対に落ちず、0・10・30点の穴に落とすと5,000点ボーナスシェア
- FC版ではボーナスステージが追加された。2万点・6万点・10万点、以後5万点ごとに発生し、時間は約8秒。球1個100点、時間内に全部落とすとさらに1万点シェア
- ということは、1000万点に到達するまでにボーナスステージを201回くぐる計算になる。残機は3つきりシェア
- ゲーム中の自機はただの無機質な矢印だが、FC版のパッケージ絵では矢印に"目"が描かれているシェア
- 原作アーケード版は1レバー1ボタンの1人用。FC版は十字キー+Aボタンで、2人交互プレイに対応したシェア
- 原作アーケード版には、緑の矢印が赤を追いかけるときの残像のような表現があった(FC版では確認できず)シェア
- アーケード版のポスターの惹句は「交換遊戯って知ってる?」。メーカー側も面白さの説明に苦労していたことが窺えるシェア
- ファミマガ読者投票の「ゲーム通信簿」は15.70点/30点。1991年のカタログでは「慣れるまで操作が大変かも」と紹介されたシェア
- FC版のほかに、MSX版・PC-8801版・X1版も出ているシェア
- ゲームカタログ系の評価では「スルメゲー」判定。とっつきは悪いが、ハマると長いシェア
- ステッカーは全4種×2タイトルで計8種類。ファミマガ誌面には8種類の写真が掲載されていたシェア
- ウェブ上には「200万点のパスワードで先着4番目のゴールドをもらった」という所有者の証言がある。つまり誌面発表のあとも配布は続いていたシェア
- 『エグゼドエグゼス』のロイヤル純金当選者10名は、平均年齢14〜15歳。発送は1986年1月だったシェア
- 2025年、ツールアシストを使って1000万点を達成したプレイヤーが現れた。動画の総延長は15時間超シェア
- ゲーム部門の徳間書店インターメディアは1985年設立。ファミマガを創刊し、自社ゲーム誌との連動を武器にソフトの発売元にもなった。1997年に本体へ吸収、1999年に解散シェア
- その血は途切れていない。スタッフが2000年に編集プロダクションを設立し、2002年にかつてのライバル誌『Nintendo DREAM』へ統合された。徳間書店自体も2017年からCCCグループの一員として存続しているシェア
- そして原型は、1984年に『プログラムポシェット』(徳間書店『テクノポリス』別冊)へ読者投稿されたMSX用プログラム「ロットロットロット」。作者について残っているのは "YUKI" の4文字だけ。投稿版にはステージの概念も赤い球もカニもなく、操作するのは矢印ではなく"人差し指を立てた手首"だった。素人が雑誌に送ったゲームが、アーケードになり、ファミコンになったシェア
『ロットロット』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)
公式の配信・収録はなし(Switch Online/アーケードアーカイブス/クラシックミニFC いずれも未収録。アーケード版も未配信)。遊ぶなら実機・互換機・エミュレーターで。※2026年7月時点
『ロットロット』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- FC版『ロットロット』取扱説明書
- ファミコンのネタ!!
- ゲームカタログ@Wiki
- Wikipedia『ロットロット』
- ORICON NEWS
- ぷろぐれっそふぃるむ
- ザ・スーパー rePlay ほかweb資料
