104本目

ハイドライド・スペシャル

1986年3月18日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ

ハイドライド・スペシャル、発売日が40年決まらない理由

CMが「この日」と言い切った、その前に買った子がいる。

🎮 ハイドライド・スペシャル(1986年3月・ファミコン)を覚えてる?

ファミコン大図鑑オリジナルキャラクターの掛け合い
目次
  1. 発売日・スペック早見
  2. 発売日が、40年たっても1つに決まらない
  3. CMの日より前に、買った子がいた
  4. 当時の小ネタ11連発
  5. どんなゲーム? 目的と遊び方
  6. 攻略のコツ 詰まりやすいポイント
  7. アクションRPGの草分け 原作パソコン版『ハイドライド』とシリーズの歩み
  8. いま遊べる?・入手ガイド
  9. 都市伝説・噂(裏取りなし)
  10. 情報元・参考資料
📌 先に、これだけでも。

『ハイドライド・スペシャル』とは? 発売日・スペック早見

ハイドライド・スペシャル 基本データ
発売日1986年3月18日
機種ファミコン
発売元T&Eソフト

発売日が、40年たっても1つに決まらない

このソフトの発売日には「3月18日」と「3月21日」の2つがある。 当時の広告・テレビCM・メーカーの機関紙・少年ジャンプの特集は、そろって「3月21日」。3月21日は春分の日で、その日、東京・銀座三越の屋上には、開店前から子どもが2000人以上ならんだ。発売記念の大チャレンジ大会だ。 ところが、いまの図鑑(文化庁のデータベースやファミ通)は、そろって「3月18日」と書いている。 どちらかが間違い…とも言い切れない。どちらも、当時からある記録なんだ。

CMの日より前に、買った子がいた

1986年に出たファンの会誌に、こんな一文が残っている。「3月21日発売のはずだったが、3月18日にはもうおもちゃ屋にならんでいた。すかさず買い、20日の朝には解き終わっていた」。 つまり、CMや広告が「21日」と言っていたその前に、店頭にならんでいて、それを買った子がいた。その子が書き残した一文だけが、40年後のいまも記録として残っている。 「3月18日=出荷日だったのでは?」という説もあるが、それを裏づける資料は、40年間だれも見つけていない。真偽は、あなた自身の目で確かめてほしい。

当時の小ネタ、全部載せ

『ハイドライド・スペシャル』の裏技・当時の小ネタ11連発

知らなかったことがあったら、みんなにシェアしよう!

  1. ROM容量は40KB。型番はFS-2002G。シェア
  2. 「スペシャル」の意味は、続編『ハイドライドII』の魔法5種(TURN・FIRE・ICE・WAVE・FLASH)を1の世界に足した"特別版"だから。シェア
  3. 砂漠でWAVEを撃ち、砂の敵を3体同時に倒すと「恐竜の足跡」が地面に刻まれる。シェア
  4. 最後の妖精は、並んだ2体の魔法使いをWAVE一発で同時に倒さないと出てこない。シェア
  5. セーブはパスワード方式。「O」と「0」、「I」と「1」の写し間違いで、続きから遊べなくなる悲劇が続出した。シェア
  6. 主人公は鎧を着ているので、水に長く入ると死ぬ(説明書に遠回しに書いてある)。シェア
  7. 公式必勝本が集英社から380円で発売。オールカラー110ページ、大型マップ付き。シェア
  8. イメージソング「エンジェル・ブルー」(歌・作詞・作曲=ちわきまゆみ)が、ゲームと同じ週に発売された。ファミコンのゲームなのに、歌がついていた。シェア
  9. 発売記念「大チャレンジ大会」は東京・大阪・名古屋の3都市。ファミコン20台にサイン会つき。シェア
  10. PC版の作者・内藤時浩さんは、いまも現役のプログラマー。シェア
  11. そしてこのゲームには、月刊少年ジャンプで始まった"専用の漫画連載"があった。ゲームの漫画が、あの雑誌で連載されていたのだ。シェア

『ハイドライド・スペシャル』はどんなゲーム? 目的と遊び方

舞台は妖精の国フェアリーランド。悪魔バラリスによって王女アンは3人の妖精に姿を変えられ、国じゅうに怪物が放たれた。若者ジムを操作して、隠された3人の妖精を探し出し、最後にバラリスを倒すのが目的だ。町や話しかけられる住人はおらず、広いフィールドとダンジョンを自分の足で調べていく。

戦い方は、敵に体当たりしてぶつかるだけというシンプルなもの。ボタンで「攻撃モード」と「防御モード」を切り替えられ、攻撃モードでは攻撃力が上がる代わりに守りが弱くなる。ぶつかり合いの結果は能力値で決まるので、レベルの低いうちに強い敵へ突っ込むと一方的にやられてしまう。

敵を倒すと経験値がたまり、ジムはレベルアップして強くなる。宿屋はなく、体力は立ち止まってじっとしていると少しずつ回復する。魔法の力も同じように戻る仕組みだ。危なくなったら敵のいない場所まで下がって休み、回復してから再び挑むのが基本の流れになる。

『ハイドライド・スペシャル』攻略のコツ 詰まりやすいポイント

このゲームには親切な道案内がない。アイテムや妖精の場所は、あちこちを調べたり敵を倒したりして自分で突き止める必要がある。たとえば地下を見通すにはランプが要り、ランプは吸血鬼を倒すと手に入る。その吸血鬼に挑むには、先に十字架を見つけておかなければならない、という具合に手順がつながっている。

ファミコン版で加わった魔法は、攻撃の手段であると同時に謎解きの道具でもある。魔法でしか傷つけられない敵がいるほか、バラリスの城へ続く道をふさぐ木も魔法で焼き払う必要がある。ある石を壊すと湖の水が抜け、水竜のもとへ行けるようになる仕掛けもある。行き詰まったら、地形そのものに手がかりがないか疑ってみるといい。

最終決戦の前には、一度だけ自動で生き返らせてくれる薬を手に入れておきたい。英語圏の解説サイトHardcore Gaming 101によれば、ラスボスに挑むうえで欠かせないアイテムとされている。ミスしても続きから再開できるので、こまめに休みながら少しずつ探索範囲を広げていくのが確実だ。

アクションRPGの草分け 原作パソコン版『ハイドライド』とシリーズの歩み

原作は1984年にT&Eソフトが発売したパソコン用ソフトで、PC-6001やPC-8801などで遊ばれた。英語版Wikipediaによれば、作者の内藤時浩はアクションとRPGを組み合わせた新しいジャンルを目指し、『ドルアーガの塔』や『ブラックオニキス』から刺激を受けたという。立ち止まると体力が戻る仕組みは、のちの『イース』にも影響を与えたとされる。

シリーズは1985年に『ハイドライドII』、1987年に『ハイドライド3』と続いた。日本での売上は約200万本とされ、英語版Wikipediaはそのおよそ半分がファミコン版だったとしている。海外ではNES版が単に『Hydlide』の題で発売されたが、『ゼルダの伝説』と比べられて厳しい評価を受けた。一方で、小島秀夫や神谷英樹といったゲームクリエイターが影響を受けた作品として名前を挙げている。

■ いま、遊べる?

『ハイドライド・スペシャル』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)

ファミコン版そのものは、Switch Online・アケアカ・クラシックミニのどれにも入っていない。

ただしファミコン版は、2020年5月からパソコン向けの「プロジェクトEGG」で配信されている。原作のパソコン版も、Nintendo Switchの「EGGコンソール」で遊べる(こちらはファミコン版とは別物)。

👻 都市伝説枠

『ハイドライド・スペシャル』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)

ファミコン大図鑑オリジナルキャラクターの掛け合い(オチ)
📺 情報元

情報元・参考資料

調べるときに参照したページ

よんだ!

同じ1986年のソフト