24本目
パックマン
1984年11月2日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
世界一有名なあの黄色い顔、海外では"ある理由"で名前を変えさせられている。理由は、ちょっと言いにくい。
🎮 パックマン(1984年11月2日/FC) を覚えてる?
目次
『パックマン』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1984年11月2日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | ナムコ |
- 生みの親の狙いは「女性やカップルが遊べるゲーム」。だからテーマが"食べる"
- モンスター4匹には性格がある。全員動き方が違う
- グッズ売上はミッキーマウス超え。「80年代のミッキーマウス」と呼ばれた
そして12個目。最初の英語名「PUCK MAN」が、アメリカで危険すぎた。
『パックマン』の開発秘話——真相はこうだった
パックマンの名前は擬音の「パクパク」から来ていて、当初の英語表記は「PUCK MAN」でした。ところがアメリカ展開の際、販売元のミッドウェイ社が青ざめます——筐体の「P」の文字をいたずらで削って書き換えると、放送禁止級の下品な単語になってしまうのです。ナムコは要請を受けて表記を「PAC-MAN」に変更。世界一有名なゲームキャラの名前は、いたずら対策で決まったのでした✏️
『パックマン』の当時の小ネタ12連発
- 生みの親はナムコの岩谷徹。「ゲーセンは男だらけ。女性やカップルが気軽に遊べるゲームを」という狙いから企画されたシェア
- テーマが「食べる」なのは、女性の関心を考察した結果。攻撃も破壊もしない平和なルールはここから生まれたシェア
- 生みの親の岩谷徹は、2005年のナムコ公式発表で、一切れ取ったピザからキャラクターを思いついたと説明しているシェア
- モンスター4匹は性格つきAI。アカベイは直接追跡、ピンキーは進行方向に先回り、アオスケは点対称の位置取り、グズタは気まぐれ——4匹で自然に挟み撃ちになる設計だシェア
- パワーエサで形勢逆転。青くなったイジケモンスターは点滅が戻る合図。深追いして捕まるのは40年前からのお約束シェア
- アメリカでは1980年の稼働後に社会現象化。グッズ売上はミッキーマウスを上回り「80年代のミッキーマウス」と呼ばれたシェア
- 便乗ソング「パックマン・フィーバー」は全米ビルボード9位まで上昇。アニメ化までされたシェア
- ファミコン版は1984年11月2日発売。ナムコ参入初年度のラインナップの1本として、家庭にゲーセンの味を持ち込んだシェア
- アーケード版には有名な「256面バグ」がある。画面の右半分が文字化けし、それ以上は進めないシェア
- その256面までノーミスで完走する「パーフェクトゲーム」を1999年に初達成した人物が現れ、ギネス認定されたシェア
- パックマン自体も「最も成功した業務用ゲーム機」としてギネス認定されているシェア
- モンスターを「ゴースト」と呼ぶのは海外流。日本の公式は昔から「モンスター」だシェア
ファミコン版『パックマン』の遊び方——操作と得点のルール
操作は十字キーだけ。取扱説明書にも、AボタンとBボタンは「使用しません」とはっきり書かれている。SELECTボタンで1人用か2人用かを選び、STARTボタンで開始する。遊んでいる途中でSTARTを押せば一時中断。リセットボタンを押しても最高得点は消えない。
迷路のエサを全部食べればラウンドクリア。エサは1個10点、パワーエサは50点だ。パワーエサを食べたあと、青くなったイジケモンスターを続けて捕まえると、200点、400点、800点、1600点と倍々に増えていく。迷路の形は毎回同じで、ラウンドが進むほど難しくなる。
1ラウンドに2回、モンスターの巣の下にフルーツターゲットが現れる。点数は100点、300点、500点とラウンドごとに上がっていく。いま何ラウンド目かは、画面右側に並ぶフルーツの数で分かる仕組みだ。得点が1万点に届くと、パックマンが1人増える。
取扱説明書に載っていた「必勝テクニック」
ファミコン版の取扱説明書には、攻略のヒントがまとめて載っている。まずパワーエサの使い方。近くにモンスターをできるだけ引き寄せてから食べると、連続で捕まえて高得点を狙える。次にワープトンネル。迷路の左右の端をつなぐ通路で、この中ではパックマンのほうがモンスターより速く動ける。
説明書が「根比べ」と呼ぶコツもある。モンスターには一定時間ごとに迷路の四隅へ散っていく習性があり、追われても逃げ続ければ包囲がほどける瞬間が来る。散ったすきにエサを食べればいい。もう1つは巣の上下にある場所で、モンスターは下からそこへ入れない。追われたときに逃げ込めばやり過ごせる。
説明書はさらに、エサをあちこちに1つ2つ食べ残すと、最後がきつくなると注意している。残ったエサを拾いに走るあいだに挟まれやすくなるからだ。また、モンスターは縄張りの動きと追跡の動きを一定時間ごとに切り替え、その瞬間に一斉に向きを反転する。この反転も、追っ手を振り切るきっかけになる。
地形にもパックマンに有利な作りがある。曲がり角ではパックマンのほうがモンスターより内側を通れるため、角の多い道を選ぶほど差が開く。ワープトンネルではモンスターだけが減速する。追われたら長い直線を避け、曲がり角とトンネルを使って逃げるのが基本になる。
1984年、ナムコのファミコン第2弾としての『パックマン』
ナムコは1984年に家庭用のブランド「ナムコット」を立ち上げた。その第1作は同年1月発売のMSX版『パックマン』で、家庭用ナムコの歴史はパックマンから始まっている。同年2月には任天堂と提携してファミコンにもソフトを出すことになり、9月の『ギャラクシアン』に続く第2弾がこのファミコン版だった。
画面はテレビに合わせて組み直され、ハイスコアや1UP・2UPの得点は迷路の右側にまとめて表示される。北米では1988年にテンゲンがNES版を出し、その後テンゲンの非ライセンス版、ナムコ版と3種類が出回ったが、中身はどれもファミコン版と同じとされる。ファミコン版はその後、ファミコンミニやバーチャルコンソールにも収録された。
『パックマン』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)
現行機で多数配信中。『パックマン ミュージアム+』(Switch/PS4ほか)、アーケードアーカイブス版など、遊ぶ手段には困らない。ファミコン版もNintendo Switch Online(ファミリーコンピュータ Nintendo Classics)で2026年4月9日から配信中で、Switch『ナムコットコレクション』の追加コンテンツ(2020年6月18日配信)にも収録されている。※2026年10月時点
『パックマン』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- Wikipedia『パックマン』
- ガジェット通信「パックマンの英語表記がPUCKMANからPAC-MANになった理由」
- サライ.jp「アメリカ社会を変えた日本発ゲーム『パックマン』誕生秘話」
- 任天堂『パックマン』ファミリーコンピュータ版取扱説明書(ニンテンドークラシックミニ電子版)
- Wikipedia『バンダイナムコエンターテインメント』『ギャラクシアン』
調べるときに参照したページ
- 任天堂 取扱説明書(PDF)
- Wikipedia日本語版「パックマン」
- Wikipedia日本語版「バンダイナムコエンターテインメント」
- Wikipedia日本語版「ギャラクシアン」
- ナムコ ニュースリリース(2005年・PDF)
