20本目
ギャラクシアン
1984年9月7日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
カセットの中に、ゲームと全然関係ない"隠し音楽"がこっそり入っていた。それが大人たちを巻き込む事件になる。
🎮 ギャラクシアン(1984年9月7日/FC) を覚えてる?
目次
『ギャラクシアン』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1984年9月7日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | ナムコ |
- アーケード版のロケテスト中に基板が盗まれた。社長は「盗まれるぐらいなら大ヒットするよ」
- タイトルの「ギャラクシアン」、実は敵の名前じゃない
- 初期ロットだけ、隠しコマンドでゲームと無関係の5曲が聴けた
その隠し曲のせいで、ナムコがちょっと気まずいことになった。くわしくは真相発表で。
『ギャラクシアン』の開発秘話——真相はこうだった
ファミコン版の初期ロットには、裏技で聴ける隠し音楽モードがありました。ところが収録されていたのは「シバの女王」や、映画『風の谷のナウシカ』の曲——どれも無許可でした。この裏技を雑誌「ファミリーコンピュータMagazine」が掲載すると、ナムコは「許可していない画面を載せた」とクレーム。しかし、よりにもよってファミマガの発行元・徳間書店こそが『ナウシカ』の版権元。無許可収録がバレているナムコ側の旗色が一転して悪くなり、騒動は有耶無耶に終わった——と伝えられています🎵
『ギャラクシアン』の裏技・当時の小ネタ12連発
- アーケード版は1979年稼働。『スペースインベーダー』ブームの直後に、その"次"を狙って作られたシェア
- 日本で初めて「背景とスプライトの重ね合わせ」を採用したゲームとされる。1キャラに複数の色、瞬く星空——白黒やセロハン色のインベーダー世代には衝撃の画面だったシェア
- タイトルの「ギャラクシアン」は、敵ではなく自機ギャラクシップを駆る"銀河戦士"=プレイヤーのこと。敵の名前だと誤解した人が続出したシェア
- 敵のボスの通称は「ギャルボス」。護衛のレッドを先に撃ってからボスを撃つと高得点だったシェア
- 自分のミサイルは画面上に1発だけ。撃ち漏らすと次が撃てず、ダイブしてくる敵に激突——続編『ギャラガ』より難しいと言われるシェア
- アーケード版のロケテスト中、喫茶店に置いた筐体から基板が盗まれた。創業社長の中村雅哉は「盗まれるぐらいだったら大ヒットするよ」と豪快に開発続行させたというシェア
- その海賊版対策として、複数の会社にライセンスを与えて生産する方式を取ったシェア
- ファミコン版は記念すべきナムコ参入第1弾。発売時にはアーケードで『ゼビウス』が稼働中で古さはあったが、移植度は高いと評判だったシェア
- 隠し音楽モードの出し方は、2コンのAとBを押しながらリセットボタンを46回。根気の要る裏技だシェア
- 聴けるのは「シバの女王」「風の谷のナウシカ」などゲームと無関係の5曲。後期ロットでは削除されたシェア
- 移植を担当したプログラマ本人とみられる人物いわく——練習で作ったものを会社が相談なく「売る」と決めたので、"若気の至り"でわざと仕込んだシェア
- のちにディスクシステム書き換え版やゲームボーイ『ギャラガ&ギャラクシアン』にも移植。Switch/PS4のアーケードアーカイブスでは、シリーズ配信300週連続の記念タイトルに選ばれたシェア
『ギャラクシアン』はどんなゲーム? ルールと遊び方
自機のギャラクシップは画面下を左右に動くだけで、十字キーで移動し、ボタンでミサイルを撃つ。画面上にいるエイリアンを全部撃ち落とせば面クリアだ。敵のミサイルを受けるか体当たりされるとミスになり、残り数が尽きるとゲームオーバー。1人で遊ぶか、2人で交互に遊ぶかを選べる。
エイリアンの部隊は通常46機で、隊列を組んで左右に揺れている。そこから1機ずつ隊列を離れ、曲線を描きながらミサイルを撃って突っ込んでくる。隊列で待っている敵は撃ってこない。撃ち逃した敵は画面の下へ抜けたあと上から戻り、また隊列に加わる。
敵の数が減り、隊列に残る敵が3機以下になると波状攻撃が始まる。ここからは攻撃に出た敵が隊列へ戻らなくなり、体当たりも積極的に狙ってくる。面をクリアするたびに画面右下の赤い旗が1本ずつ増え、10面では「10」と書かれた大きな旗に変わる。旗は48面ぶんで増えなくなるが、ゲーム自体はその先も続く。
敵の種類と得点の仕組み
隊列は上から旗艦2機、レッド6機、パープル8機、グリーン30機で組まれている。点数は隊列で待機中か、攻撃に出てきたところかで倍ほど違う。グリーンは待機中30点・攻撃中60点、パープルは40点・80点、レッドは50点・100点。飛んでくる敵を狙うほうが点は伸びる。
高得点の鍵は旗艦だ。待機中なら60点だが、攻撃中は連れている護衛で点が変わる。単独なら150点、レッド1機と一緒なら200点。レッド2機を連れているときは、レッドを残して旗艦を落とすと300点、レッド2機を先に落としてから旗艦を撃つと800点になる。攻撃中の旗艦を撃墜すると、数秒間は敵全体の攻撃が弱まる。
旗艦は単独で飛んだあと、そのまま次の面へ逃げてしまうことがある。逃げた旗艦は次の面に持ち越され、ふだん2機の旗艦が最大4機まで増える。高得点の機会が増える反面、編隊攻撃も激しくなる。
ナムコのファミコン第1弾としてのファミコン版
ファミコン版は、縦長だったアーケード版の画面をテレビに合わせて横長に作り直している。効果音の音色は異なるものの、エイリアンの動きや得点の仕組みはほぼそのまま再現された。自宅でアーケードの人気作がそのまま遊べることを示した1本とされ、ファミコン本体を買う理由になったとも言われる。
移植を担当したプログラマーは宇田川治久。ROMのデータの先頭には社名とプログラマーの署名が文字で入っているが、ゲーム中には一度も表示されない。ナムコはこの1本を皮切りに、同じ1984年の11月には『パックマン』『ゼビウス』『マッピー』を立て続けに発売し、自社のアーケード作品を次々とファミコンへ移していく。
1991年の『ファミリーコンピュータMagazine』の付録カタログでも、本作は取り上げられている。さすがに古さはあるとしつつ、敵の飛び方の面白さとゲームバランスの良さで夢中になれる作品と評された。パワーアップ型が主流になった時代から見ると、かえって新鮮に感じられるとも書かれている。
『ギャラクシアン』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)
アーケード版がアーケードアーカイブスとしてSwitch・PS4で配信中。ファミコン版はSwitch『ナムコットコレクション』の追加コンテンツ(2020年8月20日配信)で遊べる。隠し音楽つきの初期ロットを狙うなら実機で。※2026年10月時点
『ギャラクシアン』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- Wikipedia『ギャラクシアン』
- ゲームカタログ@Wiki『ギャラクシアン』
- きゅうぞうブログ「ギャラクシアンの隠し音楽が聞ける裏技」
- GAME Watch「「ギャラクシアン」ファミコン版が40周年!」
調べるときに参照したページ
- Wikipedia日本語版「ギャラクシアン」
- GAME Watch『「ギャラクシアン」ファミコン版が40周年! ゲーセンで大人気を博した、稀代の傑作シューティングが移植された意義を振り返る』
- ファミ通.com『『ナムコットコレクション』DLC第2弾、第3弾の配信日が8月20日に変更。『ギャラクシアン』や『ゼビウス』などがライ…』
