28本目
クルクルランド
1984年11月22日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
「パーフェクト 3000点!」——画面はそう言った。でも、あなたのスコアには30点しか入っていなかった。
🎮 クルクルランド(1984年11月22日/FC) を覚えてる?
目次
『クルクルランド』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1984年11月22日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | 任天堂 |
- 十字キーを押しても曲がれない。棒を掴んでクルクル回る、唯一無二の操作
- 敵はウニ。音波で痺れさせて、壁までゴリゴリ押していく
- 家庭用が先で、アーケード版が後という当時としては珍しい順番
そして12個目。ボーナスステージの「3000点」、実は——もらえていなかった。
『クルクルランド』の開発秘話——真相はこうだった
ボーナスステージで金塊を全部集めると「PERFECT 3000!」と表示されます。ところがプログラムの不具合で、実際に加算されるのはたったの30点。表示と中身が2桁もズレていたのです。さらに驚くのはここから——当時、任天堂に修理に出すとこのバグを直してもらえたらしく、2025年にその”修正版カセット”がフリマアプリで1本発見されました。中身のROMは通常と違う特別品で、「3000」と書かれた黄色いシール付き。確認されている修正版は、世界でこの1本だけです🏆
『クルクルランド』の当時の小ネタ12連発
- 主人公は球体の生き物グルッピー。謎の国クルクルランドの金塊を探す冒険だシェア
- 操作が唯一無二。グルッピーは止まれず常に直進、十字キーは「手を伸ばす」操作で、格子状に並んだターンポストを掴んでクルクル回って方向転換するシェア
- 目的は盤面に隠れた金塊を全部浮かび上がらせること。見えないものを走ってなぞり出す、パックマン逆転の発想だシェア
- 敵はウニの「ウニラ」。音波で痺れさせて、体当たりで壁まで押し付けられるシェア
- 動く壁に挟まれる、ウニラに触れる、時間切れ——プレッシャーは多いのに、BGMはどこかのんきシェア
- 2人同時プレイ対応。当時まだ貴重だった協力プレイができたシェア
- 発売翌月の1984年12月、アーケード版『VS.クルクルランド』が稼働。家庭用が先、ゲーセンが後という逆輸出だったシェア
- 1992年にはディスクシステム書き換え版も登場。こちらはアーケード版ベースで実質別バージョンだシェア
- ウニラはのちにマリオシリーズにゲスト出演。じわじわと任天堂ユニバースに根を張っているシェア
- どうぶつの森の「ファミコン家具」にも収録され、村の家の中で丸ごと遊べたシェア
- ボーナスステージの3000点バグは、アーケードのVS.版とGBAの『ファミコンミニ』版では直されていて、表示どおり3000点が加算されるシェア
- 発見された修正版カセットのROMは書き換え可能な特別品(UVEPROM)。任天堂のサービス部門が手作業で直した痕跡と見られているシェア
『クルクルランド』はどんなゲーム? ルールと遊び方
目的は、ステージのどこかに隠された金塊をすべて掘り出すこと。グルッピーが特定の場所を通過すると、その位置に金塊が姿を現す。全部そろえばステージクリアだ。金塊はでたらめに埋まっているわけではなく、面ごとに決まった図形を描いている。
グルッピーは止まらずに一方向へ進み続け、壁やラバートラップ、相手のグルッピーにぶつかると跳ね返る。曲がりたいときは十字キーを押してその方向へ手を伸ばし、ターンポストをつかむ。押し続ければポストを軸に回り続け、離した瞬間の向きへ飛び出していく。
ボタンを押すと前方へ電撃波を撃てる。当たったウニラは色が変わって縮み、しばらく動けなくなる。その間に壁へ押しつければ退治できる。ウニラに触れる、ブラックホールに飲まれる、残りタイムが0になる、のどれかでミスだ。
2人同時プレイでは、同じ盤面で2匹のグルッピーが金塊を探す。ステージを終えると、より多く金塊を出したほうにボーナス点が入る仕組みで、協力しながらも取り合いになる。残り数は別々に数えられ、片方がゲームオーバーになっても残ったほうが1人で続けられる。
アイテムと面構成 クルクルランドの仕掛け
盤面には金塊のほかにも隠しアイテムがある。取ると点が増えるボーナスフルーツ、取るとしばらく時間が止まり自分以外のグルッピーとウニラが動けなくなるボーナスタイマー、残り数が1つ増えるボーナスフラッグだ。ラバートラップは逆に邪魔もので、ぶつかると跳ね返される。
ブラックホールはウニラの住みかで、まっすぐ突っ込むと吸い込まれる。ただしターンポストをつかんで回転している最中なら上を通っても平気だ。1人プレイでは300カウント以内にクリアするとボーナス点が入るため、手早さも点数に直結する。
ステージは色で区別され、ピンク、ミドリ、ソラ、紫、黄色の順に進む。ピンクは最初の1回だけの肩ならしで、黄色を終えるとボーナスステージを挟んでミドリへ戻る。紫は最も広く、左右の端がつながっている。カセット版では、22面以降になると一度出した金塊の上を通るたびに裏返る仕様が加わる。
カセット版・VS.版・ディスク版の違いと遊ぶときのコツ
翌月稼働のアーケード版『VS.クルクルランド』は、カセット版より大きなROMを積んでいる。金塊の配置は色ごとに4種から8種へ倍増し、ステージのBGMも差し替えられた。ウニラを一定数倒すと現れる強敵ボスウニラもこの版からの追加だ。1992年のディスクシステム版はこのVS.版を移植したもので、裏返し仕様が最初から入るEXPERTモードも選べる。
細かな違いもある。カセット版のグルッピーは、ボタンを押すまでスタート位置でじっと待っていてくれる。VS.版とディスク版では、しばらく操作しないと勝手に動き出してしまう。いま遊べる版によって手触りが変わるので、どの版かは確かめておきたい。
コツは、闇雲に走り回らないことだ。任天堂の説明書も、まず金塊が描く形の見当をつけてから効率よく探すよう勧めている。一部が出た時点で図形を予想し、残りの位置を狙って回り込むと時間を節約できる。ポストをつかむタイミングと離すタイミングが操作の要なので、最初のピンク面で回転の感覚をつかんでおくとよい。
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『クルクルランド』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- Wikipedia『クルクルランド』
- note「この世に1つしか発見されてない!?ファミコン『クルクルランド』」(KOU)
- 任天堂『クルクルランド』Wii U バーチャルコンソール電子説明書
調べるときに参照したページ
