29本目
エキサイトバイク
1984年11月30日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
「作ったコース、電源を切ったら消えちゃった」——40年間そう思っていた人へ。実は、消えない方法があった。
🎮 エキサイトバイク(1984年11月30日/FC) を覚えてる?
目次
『エキサイトバイク』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1984年11月30日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | 任天堂 |
- プロデューサーは宮本茂。マリオ誕生前夜の1本
- 接触したら「後ろにいた方が必ず転ぶ」ワイルドな判定
- 自分でコースを作れるデザインモードは、マリオメーカーのご先祖さま
そして12個目。あの自作コース、保存する方法がちゃんと用意されていた。
『エキサイトバイク』の開発秘話——真相はこうだった
デザインモードで作ったコースは、たしかにカセット単体では保存できません。でも実は——『ファミリーベーシック』のデータレコーダを繋げば、カセットテープに録音してセーブできたのです。つまり音楽用のラジカセ感覚で、自作コースを”録音”して残せた。データレコーダ自体がほとんど普及しなかったため、この機能を使えた家庭はごくわずか。「電源を切ったら消える」は、正確には「保存機器を持ってる家がなかった」でした📼
『エキサイトバイク』の当時の小ネタ12連発
- プロデューサーは宮本茂。『スーパーマリオブラザーズ』の前年に、横スクロールの技術と遊びをここで磨いていたシェア
- 実は順位を競うレースではない。目標タイムを超えられるかのタイムアタック型で、敵は他人ではなく自分だったシェア
- Aは通常アクセル、Bはターボ。ターボを押しっぱなしにするとオーバーヒートで完全停止。TEMPメーターと警告ブザーとの駆け引きが本体だシェア
- コース上の「クールゾーン」を踏めばエンジンを一気に冷却。ターボ全開の免罪符だったシェア
- ジャンプ中は十字キー左でフロントを上げて高く、右で下げて低く遠く飛ぶ。着地面と角度を合わせると失速しない——本格的な姿勢制御だシェア
- 転ぶとライダーだけが吹っ飛び、バイクまで走って戻るハメに。ABボタン交互連打で戻りが速くなるシェア
- 他バイクとの接触は「1ドットでも後ろにいた方が必ず転ぶ」。説明書も「後輪でひっかけて転倒させられます」とテクニック扱いしているシェア
- レース中のBGMはなし。代わりにエンジン音がオーバーヒートに近づくほど高くなる。音がゲージ代わりだったシェア
- デザインモードでは全パーツを自由に配置可能。スーパージャンプ台とクールゾーンだらけの"空飛ぶコース"ではっちゃけた人も多いはずシェア
- 高く飛びすぎると画面上端から消えて、地面の下からニョキッと生えてくる。狙わないと出ないシュールな現象だシェア
- 人気を受けてアーケードへ"逆移植"された『VS.エキサイトバイク』は2人対戦とBGMを追加。のちにディスクシステムにも来たシェア
- 続編にはN64の『エキサイトバイク64』のほか、サテラビュー配信専用『エキサイトバイク ぶんぶんマリオバトル』という幻のマリオ版も存在するシェア
『エキサイトバイク』の遊び方 モードとレースの進み方
タイトル画面で選べるのは3つ。自分のバイク1台だけで走るSELECTION A、CPUのバイク3台と一緒に走るSELECTION B、そしてコースを自分で作るDESIGNだ。AとBは同じ5つのコースを使い、Bでは他のバイクとの接触や転倒に巻き込まれる危険が加わる。
各コースはまず予選にあたるチャレンジレースを走り、規定タイムを切れば本戦に進める。本戦でも規定タイムをクリアできれば次のコースへ。この規定タイムは3位相当のタイムに設定されていて、表示される目標をどれだけ上回れるかがすべてになる。
5つ目のコースの本戦を突破すると、その後はゲームオーバーになるまで周回して走り続ける形になる。決まったエンディングを目指すより、自分のタイムを縮めていくことに面白さがあるレースゲームだ。
1984年の任天堂ソフトとしての『エキサイトバイク』
ファミコン版の定価は5,500円。当時の任天堂のカセットは多くが4,500円で、最初期のソフトは3,800円だったから、それより一段高い。パッケージも大きくなり、表には「デザイン機能付き」とうたわれていた。
ファミコンで自作ステージを作れるソフトは、本作が最初ではない。GAME Watchの40周年記事は、先に同様の機能を載せていた作品としてハドソンの『ナッツ&ミルク』と『ロードランナー』を挙げている。本作はそれをレースゲームに持ち込み、ジャンプ台やぬかるみを並べてコースを組める形にした。
開発スタッフには、プロデューサー兼ディレクターの宮本茂のもと、プログラムに中郷俊彦、グラフィックに前田実と手塚卓志、音楽に中塚章人が名を連ねる。デザインモードでは周回数を最大9周まで設定でき、作ったコースはそのまま1レースとして走れる。Switch Online版では、データレコーダによるセーブとロードを疑似的に再現している。
息の長い売れ方をしたソフトでもある。CESAの『ゲーム白書』によると、2022年末時点の累計販売本数は日本で157万本、世界で416万本。1985年にはハドソンからPC-8801やX1などパソコン向けの移植版も発売されている。
『エキサイトバイク』を速く走るためのコツ
コース上の障害物はジャンプ台だけではない。ぬかるみは通るだけでスピードが落ち、草地も入っている間は減速する。ギャップと呼ばれる障害はウィリーで前輪を浮かせていないと転倒してしまう。どこで何が来るかを覚えるのが、タイム短縮の第一歩になる。
ジャンプ台が続く区間では、連続で踏み切るとバイクが大きく舞い上がる。飛距離が伸びるぶん、着地の角度を外したときの損も大きい。高く飛べば速いとは限らないので、着地点の地形を見て飛び方を選びたい。
SELECTION Bでは、CPUのバイクが邪魔になってクールゾーンを踏めない場面がある。ターボで温度を上げすぎた状態で冷却を当てにすると、そのままオーバーヒートしかねない。前にCPUがいるときは早めにレーンを変えておくのが安全だ。CPUが転んだ場所に突っ込んで巻き込まれることもある。
『エキサイトバイク』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)
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『エキサイトバイク』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- Wikipedia『エキサイトバイク』
- ゲームカタログ@Wiki『エキサイトバイク』
- GAME Watch「エキサイトバイクが発売40周年」
- CESA『2023 CESAゲーム白書』
調べるときに参照したページ
- Wikipedia日本語版「エキサイトバイク」
- GAME Watch『「エキサイトバイク」が発売40周年! ウイリー、ターボ、コースデザインも自由自在! レースゲームの名作をプレイバック』
- Arcade-History『Excitebike (1984) - Nintendo Famicom cart. by Nintendo Co.…』
