86本目
超時空要塞マクロス
1985年12月10日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
日本中が夢中だったマクロス。そのファミコン版が、ちょっと切ない
3段変形が最大の売り。なのに、使うのは実質…
🎮 超時空要塞マクロス(1985年12月10日/FC)を覚えてる?
目次
『超時空要塞マクロス』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1985年12月10日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | バンダイ |
- アイテムの隠し文字、意味、知ってた?
- "元ネタ"と"BGM"が、実は食い違ってる。
- マクロス、当時こんなにゲームが出てたなんて。
そして10個目。
売りの"3段変形"に、当時みんなが気づいた"あること"。
『超時空要塞マクロス』の開発秘話——真相はこうだった
“売った”のはバンダイ。でも開発もカセットの中身も、全部ナムコ製。名前は違えど、実質ナムコがまるごと作ったソフトでした。そしてこの2社は20年後の2005年、本当に経営統合して「バンダイナムコ」に。20年早い”同居”だったわけです。
3たくクイズの答え
正解は B。中国風BGMの正体は、ヒロイン・ミンメイが劇中で歌う『小白竜(シャオパイロン)』。シューティングなのに中華メロディが流れる理由は、これでした。
『超時空要塞マクロス』の当時の小ネタ10連発
- アイテムの隠し文字は…P=エネルギー回復/B=ボーナス得点/M=ミサイル(反応弾)/E=1UP。シェア
- このゲーム、元ネタはテレビアニメではなく劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』。ところが流れるBGMはというと、劇場版の主題歌ではなく、TVシリーズの劇中歌『小白竜』。いちばん有名な曲じゃないほうを選んでいるあたりが、なんとも当時らしい"ねじれ"です。シェア
- マクロスは当時"異様にゲーム化に恵まれた"作品で、このFC版が出る1985年までに、マクロス題材の電子ゲームやパソコンゲームが何本も生まれていました。シェア
- 開発はナムコだが、ナムコの家庭用ブランド「ナムコット」の作品ではない。カセット前面の左上に刻まれたロゴも「NAMCOT」ではなく「NAMCO」になっているシェア
- サウンドを担当したのはナムコの作曲家・中潟憲雄。本人がのちにSNSで「ファミコンのマクロスのサウンドを担当した」と明かしているシェア
- ファイターはスクロールが速く移動が遅い単発ショット、バトロイドはスクロールが遅く移動が速い。後ろを向いて撃てるのはバトロイドだけ(説明書より)シェア
- セレクトボタンの反応弾は1回で6発。敵をある程度追いかけ、耐久力のある敵も一撃で壊せるシェア
- 敵のブリタイ艦に入ると画面右上にタイマーが出る。ただし0になってもミスにはならず、クリア時のボーナスがもらえなくなるだけシェア
- スペシャルターゲットは取らずに撃ち続けると壊すことができ、壊すと3,000点。取った場合の「B」は5,000点シェア
- そして最大のツッコミどころ。売りの"3段変形"(ファイター/ガウォーク/バトロイド)、実は使い分けが難しく、ファイターはスクロールが速すぎて単発ショット、バトロイドはスクロールが遅い…で、結局みんなが使うのは中間形態の"ガウォーク"ばかり。3段変形の看板の割に、実質1形態で進んでいく——これ、当時遊んだ人ほど「わかる」やつです。シェア
ファミコン版『超時空要塞マクロス』の遊び方 目的と操作
プレイヤーが乗るのは可変戦闘機VF-1S。横スクロールの宇宙空間でゼントラーディ軍の編隊を切り抜け、敵の母艦であるブリタイ艦へ乗り込む。艦の奥にある中枢部を破壊すればラウンドクリアだ。構成そのものは毎回大きく変わらないが、進むほど難しくなり、新しい敵が加わることもある。
操作はBボタンでメインショット、Aボタンを押しながら十字キーで変形、セレクトボタンで反応弾を撃つ。Aと右でファイター、Aと上でガウォーク、Aと左でバトロイドに切り替わる。変形にAボタンを使うため、撃ちながら形を変える操作には慣れが要る。
このゲームは被弾してもすぐにはミスにならない。画面のパワーゲージが時間の経過や被弾で減っていき、空になったときに残機が1つ減る。敵への体当たりはゲージを大きく削るので、追い詰められても体で押し切るのは得策ではない。ゲージを回復できるのは、スペシャルターゲットのPを取ったときだ。
3つの形態の撃ち方の違いと反応弾の使い方
形態ごとにメインショットの撃ち方も変わる。ファイターの機関砲は単発で、連射したければBボタンを自分で連打するしかない。ガウォークとバトロイドはBボタンを押しっぱなしにするだけで連射になる。指の負担まで含めて考えると、中間形態のガウォークが選ばれやすい理由が見えてくる。
反応弾の飛ぶ向きも形態で違う。ファイターとガウォークでは正面へ、バトロイドでは上方向へ発射される。バトロイドだけは十字キーの左右で向きを変えられ、左を向けば後ろから迫る敵も撃てる。上と後ろをカバーできるのは、スクロールが遅いバトロイドならではの強みだ。
反応弾は残数が0になると使えない。補充されるのは、スペシャルターゲットのMを取ったとき、ラウンドをクリアしたとき、ミスして再開したときの3つ。どんな敵も一撃で壊せる強力な武器だが、スペシャルターゲットだけは反応弾1発では壊れない。硬い敵や敵の多い場面に取っておくのが賢い使い方だ。
1985年のファミコンとシューティング版『マクロス』
テレビアニメ『超時空要塞マクロス』の放送は1982年10月から1983年6月までの全36話。劇場版『愛・おぼえていますか』は1984年7月に公開された。ファミコン版が出た1985年12月は、劇場版の公開から1年半ほどたった時期にあたる。遊べる人数は1人用のみで、2人で交互に遊ぶモードもない。
1985年の暮れには、ファミコンにも『ゼビウス』『ギャラガ』『スターフォース』といった人気シューティングの移植がそろっていた。その中で本作は、アイテムで武器を強化していく仕組みを持たない。武器の代わりに機体そのものを3形態に切り替え、場面に合わせて使い分けさせる作りが特徴だ。
マクロスを題材にしたシューティング自体は、本作が最初ではない。海外のレトロゲームレビューサイトOne Million Powerによると、約2年前にはバンダイの家庭用ゲーム機アルカディア向けにも作られていた。ファミコン版はゲームが始まる前に、ミンメイがドラを鳴らす演出が入る。
『超時空要塞マクロス』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)
Switch Online・アケアカ・クラシックミニ、どれも収録なし。※配信中の『アーケードアーカイブス 超時空要塞マクロス』は1992年のアーケード版(バンプレスト)で、この1985年ファミコン版とは”別のゲーム”。FC版は実機・互換機・エミュで。
『超時空要塞マクロス』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- SugarWave
- れとろげぇむ Gのすぽっと ほか
- Wikipedia『超時空要塞マクロス (ファミリーコンピュータ)』
- Wikipedia英語版『The Super Dimension Fortress Macross (1985 video game)』
- Wikipedia『超時空要塞マクロス』
- One Million Power『Choujikuu Yousai Macross』
調べるときに参照したページ
- Wikipedia日本語版「超時空要塞マクロス (ファミリーコンピュータ)」
- 英語版Wikipedia「The Super Dimension Fortress Macross (1985 video game)」
- Wikipedia日本語版「超時空要塞マクロス」
- One Million Power『Choujikuu Yousai Macross – One Million Power』
