26本目
アーバンチャンピオン
1984年11月14日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
『ストリートファイターII』より7年早い"格闘ゲーム"がファミコンにあった。そしてその魂は、今も任天堂の大人気シリーズに生きている。
🎮 アーバンチャンピオン(1984年11月14日/FC) を覚えてる?
目次
『アーバンチャンピオン』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1984年11月14日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | 任天堂 |
- ファミコン初にして任天堂初の、1対1対戦格闘ゲーム
- 体力ゲージなし。相手を画面端まで押し込めば勝ちの"相撲ルール"
- パトカーが来ると両者スタート地点に戻される理不尽仕様
そして12個目。この「押し出せば勝ち」の精神を受け継いだのが——あの大乱闘だ。
『アーバンチャンピオン』の開発秘話——真相はこうだった
体力ゲージで削り合うのではなく、相手を場外(マンホール)まで押し出せば勝ち——この勝利条件、『大乱闘スマッシュブラザーズ』とほぼ同じです。実際、初代スマブラの公式サイトはゲームを「土俵から出たらまけの、お相撲みたいなもの」と紹介しており、本作のスタイルそのもの。さらに『スマブラSPECIAL』には本作の主人公がスピリットとして参戦。ストリートファイター系の体力制とは別の道を行った任天堂格闘の原点は、ちゃんと現代に血を残していました👊
『アーバンチャンピオン』の当時の小ネタ12連発
- 『ストリートファイターII』(1991年)より7年早い、家庭用の対戦型格闘ゲームの草分けだシェア
- 技はパンチのみ。上を押せば顔面ガード、下でボディガード。速いAパンチと強いBパンチの読み合い——格ゲーの基本が既にあったシェア
- 体力ゲージは無く、スタミナ制。ただし初期値200は多すぎて、まず尽きない。結果、みんな連打大会になったシェア
- スタミナが尽きると弱くて遅いパンチしか打てなくなる。地味に格ゲー的な仕様だシェア
- パトカーが不定期に乱入し、両者スタート地点へ強制リセット。どんなに優勢でもご破算になるシェア
- 制限時間切れでもパトカーが登場し、自分の陣地寄りにいた方が連行されて負け。パトカーが実質審判だったシェア
- 2階の窓からガラの悪い男が植木鉢を投げてくる。当たるとフラフラになって無防備にシェア
- 2ラウンド取ると相手の足元にフタなしマンホールが出現。そこへ押し込んで落とせば勝利、2階から紙吹雪が舞うシェア
- 自分も通算2敗するとマンホールに落とされてゲームオーバー。夜の街は容赦がないシェア
- 画面のキャラはよく「カバ」と言われた。パッケージの渋いイラストとは似ても似つかないシェア
- 任天堂が次に格闘ゲームを出すのは9年後の『ジョイメカファイト』(1993年)。それだけ本作は早すぎたシェア
- 2024年7月にNintendo Switch Onlineへ追加され、発売40年目に現役復帰を果たしたシェア
『アーバンチャンピオン』はどんなゲーム? 操作とルール
舞台は夜の街角。パンチで相手を押し込み、画面の外へ転がすのが基本の流れだ。画面外へ転がされると残り数が1つ減り、どちらかの残りが1になると画面の端にあるマンホールのフタが開く。そこへ相手を突き落とせば勝ちになる。モードは1人でコンピューターと戦うGAME Aと、2人で対戦するGAME Bの2つ。
十字キーの右で前進、左を押すとのけぞってパンチを避け、押し続けると後退する。上を押すと顔面を守る上段の構え、下を押すとボディを守る下段の構えになり、その構えのまま打つパンチが顔とボディの打ち分けになる。2Pは向きが逆なので、左右の操作も反対になる。
2つのボタンには弱パンチと強パンチが割り当てられている。弱パンチは素早く出て、当たると相手を1歩下がらせる。強パンチはゆっくり大振りだが、当たれば相手を転がして大きく押し込める。ガードは構えの高さが合っていないと効かないので、相手の構えを見て上下を打ち分けるのが勝負の中心になる。
任天堂初の対戦格闘ゲーム 開発スタッフとアーケード版
公式な発売日は1984年11月14日。同じ年に、アーケード向けの『VS.アーバンチャンピオン』も稼働している。日本語版Wikipediaによれば、プロデューサーは『ゲーム&ウオッチ』を手がけた横井軍平、デザインは加納誠、サウンドは田中宏和で、エグゼクティブ・プロデューサーには当時の社長・山内溥の名前が並ぶ。
アーケード版は1コインで2人が対戦でき、決着がつくと両者ゲームオーバーになる仕組みだった。何回ダウンで負けになるかを店側が設定で変えられ、BGMもファミコン版とは別物になっている。ファミコン版では、2人対戦のGAME Bに加えて、1人でコンピューターと勝ち抜くGAME Aが用意された。
その後も本作は機種を変えて出続けた。ゲームボーイアドバンス、Wii、ニンテンドー3DS、Wii Uのバーチャルコンソールのほか、2018年にはSwitchのアーケードアーカイブスとしてアーケード版も配信されている。ただし海外での評価は辛く、バーチャルコンソール版にはIGNで10点満点中2.5点、GameSpotで3.6点という点も付いた。
『アーバンチャンピオン』で勝つためのコツ
まず意識したいのはスタミナだ。スタミナはパンチを打つたびに少しずつ減り、パンチをもらうと大きく減る。0になると遅くて弱いパンチしか出せなくなるので、空振りの多い強パンチを振り回すほど後半が苦しくなる。弱パンチで相手を下がらせ、ガードが外れた瞬間に強パンチを当てるのが効率のよい攻め方だ。
残り時間にも気を配りたい。時間切れになるとパトカーが現れ、画面の端に近い側が連れていかれて残り数を失う。時間が少なくなったら、自分の側の端から離れた位置を保つことが大事になる。窓から落ちてくる植木鉢に当たると、しばらくか攻撃を受けるまで動けなくなるので、上の窓の動きにも注意したい。
1人用のGAME Aでは、連勝するたびにコンピューターの動き方が変わり、植木鉢やパトカーといった仕掛けの出る回数も増えていく。通算139連勝すると「CHAMPION」の称号がもらえるが、エンディングは用意されていない。勝ち続けること自体が目標のゲームである。
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『アーバンチャンピオン』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- Wikipedia『アーバンチャンピオン』
- ゲームカタログ@Wiki『アーバンチャンピオン』
- 任天堂公式(Nintendo Classics配信情報)
- 任天堂『アーバンチャンピオン』電子説明書(Wii U バーチャルコンソール)
調べるときに参照したページ
