38本目
けっきょく南極大冒険
1985年4月22日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
このペンギン、ただ南極を走っていただけじゃない。のちに宇宙まで行くことになる。
🎮 けっきょく南極大冒険(1985年4月22日/FC) を覚えてる?
目次
『けっきょく南極大冒険』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1985年4月22日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | コナミ |
- 氷の上だから止まれない、曲がれない。慣性との戦い
- 実は「地理のお勉強ソフト」。ゴールで各国の国旗が揚がる
- BGMの正体は、1882年生まれのクラシック音楽
そして12個目。この名もなきペンギン、走り続けた先でとんでもない出世を遂げる。
『けっきょく南極大冒険』の開発秘話——真相はこうだった
本作の主人公ペンギンは、発売当時は名無しでした。ところが人気を受けてのちに「ペン太」と命名され、コナミの初代マスコット的存在に大出世。続編『夢大陸アドベンチャー』で主役を張ったのはもちろん、『グラディウスII』ではまさかの自機周辺に登場、『パロディウス』シリーズでは常連キャラに。南極を走っていたペンギンは、気づけば宇宙戦争にまで参戦していたのです🐧
『けっきょく南極大冒険』の当時の小ネタ12連発
- 原作は1983年のMSX版。ファミコン版は1985年4月22日、コナミのファミコン参入第1弾として登場したシェア
- 同日発売の相方は『イー・アル・カンフー』。ハドソンの2本立てデビューに続く、コナミの2本立て参入だったシェア
- BGMはクラシック「スケーターズ・ワルツ」(1882年)のアレンジ。あの軽快なピコピコ音の正体は140年前の名曲だシェア
- 「I LOVE 地理」と銘打たれた、れっきとした教育ソフト。アクションの顔をしたお勉強ゲームであるシェア
- 日本の昭和基地をはじめ、各国の南極基地を巡るコース設計。ゴールに着くと、その国の国旗が揚がるシェア
- 制限時間内に次の基地へ着くタイムレース。アザラシ・クレバス・氷穴をかわし、魚を取って加点シェア
- 氷上なのでペンギンは急に止まれない。よけたつもりが滑ってクレバスへ——全国共通の思い出だシェア
- ファミコン版限定アイテム「ペギコプター」。点滅する旗を取ると頭にプロペラが付いて、少しの間空を飛べるシェア
- 穴に落ちてもゲームオーバーにはならず、その場で再開。ただしタイムは無情に減っていくシェア
- 続編はMSXの『夢大陸アドベンチャー』。パラソルで変身しながら進む、正統進化の冒険だったシェア
- BGMの「スケーターズ・ワルツ」は、MSX版がト長調、ファミコン版はホ長調。同じ曲なのに機種で調が違う。シェア
- 発売から40年、「けっきょく」の脱力ネーミングと共に、コナミの原点として語り継がれているシェア
『けっきょく南極大冒険』はどんなゲーム? ルールと遊び方
説明書の設定では、スケートが得意なペンギン君が1枚の地図を頼りに南極大陸の冒険に出る。プレイヤーはこのペンギン君を操作し、各国の基地を目指して氷の上を走る。画面の奥へ向かって進む疑似3Dの視点で、十字ボタンの上でスピードアップ、左右で進路を変え、ボタンでジャンプする。始める前に難易度のレベルを選べ、数字が大きいほど難しい。
ステージは全部で10。画面には制限時間、基地までの残り距離、今のスピードが表示され、タイムが0になる前に基地へ着けばクリアだ。間に合わなければその場でゲームオーバーになる。ステージ10を越えるとステージ1に戻り、難易度が上がった状態で次の周回が始まる。エンディングはない。
旅は日本の昭和基地のあたりから始まり、大陸をぐるりと回って再び昭和基地付近へ戻ってくる道のりだ。途中で南極点を通ると、そこでは国旗の代わりにペンギンの旗が揚がる。各国の基地に着くたびに国旗が揚がる演出と合わせて、ゴールの瞬間にも小さな楽しみが用意されている。
行く手を邪魔するのは3種類。氷穴とクレバスはジャンプで越えられるが、アザラシはジャンプでは越えられないので左右によけるしかない。どれに引っかかってもミスにはならない代わりに、確実にタイムを失う。クレバスに落ちたときはボタンを連打すると早く抜け出せる。
MSXからファミコンへ。『けっきょく南極大冒険』の移植と広がり
原作は1983年12月のMSX版で、翌1984年には北米でコレコビジョン版も出た。ファミコン版はコナミ開発2課が手がけ、1985年4月22日に発売された。コナミの教育シリーズ第1弾にあたる作品でもある。
ファミコン版は基地巡りの骨格をそのままに、点滅する旗で手に入る「ペギコプター」が加わった。飛んでいる間は左右に動けず、飛べるのはボタンを連打している間の最大4秒まで。飛ぶ前にアザラシや氷穴に引っかかると、プロペラは消えてしまう。
その後もゲームボーイの『コナミGBコレクション』、プレイステーションやセガサターンのMSX作品集、携帯電話アプリと、機種を変えて何度も収録された。ファミコン版はWii(2007年)、3DS(2013年)、Wii U(2014年)のバーチャルコンソールでも配信されている。
『けっきょく南極大冒険』のスコアの稼ぎ方とコツ
点数の入り方は4つある。基地に着くと残りタイム1秒につき100点。旗はオレンジが300点、緑が500点。氷穴から飛び出す魚は緑500点、オレンジ600点、青700点で、点滅する旗は1000点だ。氷穴やクレバスをジャンプで越えるたびに30点も入る。
残りタイムがそのまま得点になるため、障害物でつまずかずに速く着くことがいちばんの稼ぎになる。魚や旗を取りに行って転ぶと、タイムと一緒に点も失う。迷ったら速度を保てる進路を選ぶのが基本だ。
周回を重ねると難易度が上がるので、ハイスコアを狙うなら1周目でタイムを多く残すことが重要になる。氷の上は止まりにくく曲がりにくい。障害物が見えたら早めに進路を変えるか、ジャンプで越えるかを決めておきたい。
『けっきょく南極大冒険』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)
現行機での定常配信は見当たらない。過去のバーチャルコンソール版はストア閉鎖で購入不可に。遊ぶなら実機・互換機で。※2026年8月時点
『けっきょく南極大冒険』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- Wikipedia『けっきょく南極大冒険』
- コナミ公式商品ページ
- ふたまん+「ファミコン版『けっきょく南極大冒険』35周年」
- コナミ『けっきょく南極大冒険』ニンテンドー3DS バーチャルコンソール電子説明書
調べるときに参照したページ
- Wikipedia日本語版「けっきょく南極大冒険」
- 英語版Wikipedia「Antarctic Adventure」
- 任天堂 取扱説明書(PDF)
- コナミ『けっきょく南極大冒険 | KONAMI コナミ商品・サービス情報サイト』
