51本目
ロードファイター
1985年7月11日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
レースゲームなのに、ブレーキのボタンがどこにも無い——
🎮 ロードファイター(1985年7月11日/ファミコン) を覚えてる?
目次
『ロードファイター』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1985年7月11日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | コナミ |
- コナミがファミコンに参入して4作目、コースを真上から見下ろす縦スクロールのカーレースゲーム
- 定価4,500円、型番RC801
- 操作はハンドルと「LOW/HIGH」の2段変速のみ。バックも順位表示も無く、燃料切れ前にゴールを目指す一本勝負
そして10個目。ブレーキボタンが無いこの仕様、実は理由があった。
『ロードファイター』の開発秘話——真相はこうだった
本作にはブレーキ専用のボタンが存在しない。一見すると単なる仕様の簡略化に思えるが、実はコースそのものに、大きく減速しなければ曲がれないような急カーブをほとんど配置しない設計になっている。プレイヤーに求められる技術は「常にアクセルを踏み込みながら、敵車やオイルに接触して車体が流れた瞬間、逆方向へハンドルを切ってすぐに立て直す」——このカウンターステア一点に絞られていた。減速手段は速度の遅い「LOW」ギアへの切り替えくらいで、それすら多用は禁物。ブレーキという当たり前の操作をあえて削ることで、“止まらず走り続ける”緊張感を凝縮したのが、ロードファイターの設計だった。
『ロードファイター』の裏技・当時の小ネタ10連発
- 発売は1985年7月11日、コナミ発売。定価4,500円、型番RC801。シェア
- コナミのファミコン参入は同年4月22日発売の『けっきょく南極大冒険』『イー・アル・カンフー』が最初で、6月21日の『ハイパーオリンピック』に続き、ロードファイターは4作目にあたる。シェア
- 原作は1984年12月稼働のアーケード版。最高時速400kmという設定で、目にも止まらぬ速さでコースがスクロールした。シェア
- アーケード版は全6コース・順位表示ありだったが、FC版は全4コース・順位表示なしに再構成されている。シェア
- FC版にはBGMが無く、エンジン音と効果音だけで走り続ける演出になっている。シェア
- 燃料はガソリン補給車に接触して回復する方式で、残量が一定を切ると警告音が鳴る。シェア
- 障害物は敵の乗用車・トレーラー・オイル・水たまり・工事現場など多彩で、接触すると車体が横に流れてスピンの危険がある。シェア
- ノーミスで走り続けると、隠しキャラクター「コナミマン」が出現してボーナス点が入る仕掛けがある。シェア
- 操作はハンドルと「LOW/HIGH」の2段変速のみとシンプルで、両方のボタンを離すと自然に減速していく。シェア
- 大型トラックにぶつかると即クラッシュで、逆ハンドルを切っても立て直せない。低く響く走行音が接近の合図だシェア
『ロードファイター』はどんなゲーム? ルールと遊び方
プレイヤーが運転するのは赤いシボレー・コルベットだ。十字キーの左右でハンドルを切り、LOWとHIGHの2つのボタンで低速・高速のギアを使い分けて走る。コースを真上から見下ろす視点で、道は画面の下から上へと流れていく。ブレーキもバックも無く、基本はアクセルを踏んだまま前へ進み続ける。
目的は、燃料が尽きる前に各コースのゴールへたどり着くことだけだ。タイムも順位も問われない。燃料は走るほど減っていき、ゼロになると車は失速してやがて止まり、ゴールできなければゲームオーバーになる。道中を走る派手な色のボーナスカーに体当たりすると、燃料を少し補給できる。
敵車に当たって車体が流れたときは、スピンしている向きと逆にハンドルを切れば立て直せる。間に合わずに壁へ突っ込むとクラッシュで、その場から再スタートになる代わりに燃料を大きく削られる。ゴールすると燃料が回復し、全コースを走りきると、少し難しくなった1コース目からもう一度走ることになる。
敵車と障害物のクセ
敵車には、同じ車線をまっすぐ走り続けるものと、途中で車線を変えて進路をふさいでくるものがいる。車の種類によって動き方が決まっているので、どの車が寄ってくるかを覚えておくと避けやすい。道幅が2車線まで狭まる区間では、敵車に前をふさがれやすく特に気を抜けない。
路面にはオイルや水たまりがあり、踏むとスリップしたり速度が落ちたりする。工事中の標識や道路脇の壁に触れると、逆ハンドルを切る間もなく即クラッシュだ。急カーブは無いが、こうした障害物と敵車が重なる場面では避けきれないこともある。ぶつかった直後に素早く逆ハンドルを切る操作を体で覚えることが、先へ進む一番の近道になる。
アーケード版との違いと、その後のシリーズ
原作は1984年12月に稼働したアーケード版で、最初は『レッドカー』という名前だったとされる。舞台はニューヨークからサンフランシスコまでの横断ルートで、アーケード版は40位からスタートし、速い敵車を抜くたびに順位が上がった。燃料が尽きる前にゴールするという骨組みは同じだ。ファミコン版が出た1985年には、『コロコロコミック』で読み切り漫画にもなっている。
ファミコン版はコナミ開発2課の担当で、容量は192キロビットのROMカセットだった。翌月の1985年8月には、コナミ開発3課によるMSX版も出ている。MSX版はコース数が6つのままで、燃料の補給はボーナスカーではなくハートを取る方式に変わっていた。ファミコン版は1992年になってヨーロッパでも発売された。
アーケード版にはコナミマンのほかにも、飛行機や列車、雪だるまといった隠しキャラクターが仕込まれていた。トラックがドラム缶をまき散らす場面もあり、これに触れても即クラッシュになる。シリーズはその後、1985年の『RF-2』、1995年の『ミッドナイトラン』、1996年の『ワインディングヒート』、2010年の『ロードファイターズ』へと続いている。
『ロードファイター』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)
FC版そのものの配信は確認できませんでした。原作のアーケード版は「アーケードアーカイブス ロードファイター」としてPS4/Switchで2019年7月25日から配信中(2026年4月にはアーケードアーカイブス2としてSwitch2/PS5/Xbox Series X|Sにも展開)。FC版を遊びたい場合は、中古カセット+実機か互換機での起動が現実的な選択肢になる。※2026年9月時点
『ロードファイター』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- Wikipedia「ロードファイター」
- ゲームカタログのピコピコ大百科
- GAME Watch
- ゲーム攻略記
- GAME Watch『「ロードファイター」が稼働40周年!』
調べるときに参照したページ
