39本目
イー・アル・カンフー
1985年4月22日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
「イー・アル」の意味、40年間知らずに遊んでいた人がほとんどだ。答えは、拍子抜けするほどかわいい。
🎮 イー・アル・カンフー(1985年4月22日/FC) を覚えてる?
目次
『イー・アル・カンフー』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1985年4月22日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | コナミ |
- 『けっきょく南極大冒険』と同日発売。コナミ参入の2本立ての片割れ
- 技は16種類もあるのに、結局みんな"とびげり連打"
- 主人公リー、ゲーセン版では別の名前だった
そして12個目。タイトルの「イー・アル」——実は、あの掛け声だ。
『イー・アル・カンフー』の開発秘話——真相はこうだった
「イー(一)・アル(二)」は中国語の数字の「1、2」。つまりタイトルは「いち、に、カンフー!」——体操の掛け声のようなノリだったのです。漢字で書けば『一二功夫』。強敵と死闘を繰り広げる硬派な見た目とは裏腹に、名前はとことん陽気。40年間なんとなく口にしてきたあの響きの正体は、「いち、に!」でした🥋
『イー・アル・カンフー』の当時の小ネタ12連発
- 1985年4月22日、『けっきょく南極大冒険』と同日発売。ハドソンの2本立て参入に続く、コナミの記念すべきファミコンデビューだったシェア
- 主人公はカンフーの達人リー。モデルは明らかにブルース・リーだシェア
- そのリー、アーケード版では「ウーロン(烏龍)」という名前だった。家庭用で改名されているシェア
- ファミコン版の敵は5人。棒術のワン、火を吹くタオ、鎖を振り回すチェン、手裏剣を投げるラン、宙を舞うムーシェア
- 手裏剣使いのランは、対戦格闘ゲーム史の最初期に登場した女性ファイターであるシェア
- 技はファミコン版で7種類(アーケード版は16種類)。方向とボタンの組み合わせで多彩なパンチ・キックを繰り出す——後の格ゲーの"コマンド"概念の芽がここにあるシェア
- それでも最強はとびげり。結局みんな連打でゴリ押ししたシェア
- 敵は全員、武器も飛び道具も動きも違う。「個性の違う相手と1対1」という対戦格闘の型を作った1本と評されるシェア
- 『空手道』(1984年)と並んで、現代の格闘ゲームの基礎を築いたとされるシェア
- スピード感ある空中戦と派手な技の応酬は、のちの『ストリートファイター』シリーズに影響を与えたと言われるシェア
- 5人抜きするとループしてさらに強く。何周できるかが放課後の腕自慢だったシェア
- アーケード版は敵がさらに多く、計11人。ブキュウ、クラブ、フェードラなど、家庭では会えない強敵が待っていたシェア
『イー・アル・カンフー』はどんなゲーム? ルールと遊び方
主人公はカンフーの使い手リー。中国各地で悪事を重ねる「チャーハン一族」を倒すため、一族の本拠地「メンマの塔」へ乗り込むという筋書きだ。戦いは常に1対1で、相手の体力を0にすれば次の相手へ進める。2本先取のラウンド制ではなく、負けると残り人数が1つ減る残機制になっている。
操作は十字キーと、パンチ・キックの2つのボタンだけ。方向を入れながらボタンを押すと技が変わる仕組みで、たとえばキックは前を入れながら押すとハイキック、そのまま押すとローキック、ジャンプ中に押すととびげりになる。少ないボタンで技を出し分けるこの考え方が、本作の手触りを決めている。
敵を5人倒すと1周で、背景の色が変わって最初の相手から戦い直しになる。3人目のチェンを倒したあとにはボーナスステージが入り、左右から飛んでくる刀と扇を叩き壊して点を稼ぐ。飛んでくるのは全部で10個あり、1つ残らず壊すのはかなり難しい。
ファミコン版はアーケード版の移植ではない? MSX版との関係
原作は1985年1月に稼働したコナミのアーケードゲームだ。こちらは主人公ウーロンが11人の拳法家と順に戦い、6人目から背景とBGMが切り替わる構成だった。レバーを入れた方向が足元に矢印で表示されるなど、多彩な技を覚えさせるための工夫も盛り込まれていた。
ファミコン版は、このアーケード版をそのまま縮めたものではない。同じ1985年1月に出たMSX版の内容を作り直した移植で、主人公の名前がリーになり、「メンマの塔」「チャーハン一族」という設定もMSX版から引き継いでいる。BGMやステージ、敵の数と種類はアーケード版と別物だ。
敵の多くはアーケード版のキャラクターを下敷きにしている。鎖使いのチェンはアーケード版のチェーンにあたり、手裏剣使いのランはスターを元にしつつ弾も動きも速くなった。続編『イー・アル・カンフー2』は約1年後に出たが、家庭用パソコン向けだけで、アーケードやファミコンには登場していない。
本作は海外でも大きく売れた。英語版Wikipediaによれば、アーケード版は1985年のアメリカで最も稼いだコンバージョンキット(既存の筐体の中身を入れ替える販売形態)となり、パソコン向けの移植版も1986年のイギリスで最も売れた家庭用ゲームになったとされる。ファミコン版は、その人気作を日本の家庭に届ける役目を担った1本だった。
『イー・アル・カンフー』の攻略のコツ 敵ごとの戦い方
1人目の棒術使いワンには、跳び込んで頭を狙い、相手が距離を取ったところへキックを重ねるのが無難とされる。2人目のタオにはとびげりがよく効く。ただしワンはとびげりを返してくることが多いので、同じ攻め方を全員に通そうとすると痛い目を見る。
3人目のチェンは、逃げたところを素早く蹴るのが有効だ。ただ鎖のリーチが長く、離れていても2回続けて当てられることがあるので気が抜けない。4人目のランは小柄で攻撃が当たりにくく、ここで止まる人が多い難所である。
最後のムーは、いったん距離を取ってから水平に跳び、頭から突っ込んでくる。跳んでくる瞬間を見極めて落ち着いて迎え撃つのがコツだ。2周目以降は相手のカウンターを受けやすくなり、一度のミスで受けるダメージも大きくなる。
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『イー・アル・カンフー』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- Wikipedia『イー・アル・カンフー』(英語版含む)
- Konami Wiki
- アーケード・ミュージアム
- GetNavi web『「イー・アル・カンフー」の超高難度クリアに挑戦!【ゲーム芸人フジタの挑戦】』
- ファミ通.com『『イー・アル・カンフー』(ファミコン版)40周年』
- GAME Watch『「イー・アル・カンフー」が稼働40周年!』
調べるときに参照したページ
- Wikipedia日本語版「イー・アル・カンフー」
- 英語版Wikipedia「Yie Ar Kung-Fu」
- GetNavi web『「イー・アル・カンフー」の超高難度クリアに挑戦!【ゲーム芸人フジタの挑戦】』
- ファミ通.com『『イー・アル・カンフー』(ファミコン版)40周年。異なる流派の格闘家との一騎討ちが熱い、対戦格闘の先駆けとも言えるア…』
- GAME Watch『「イー・アル・カンフー」が稼働40周年! 気分はまさに拳法家! 多彩なパンチ、キックが繰り出せる名作アクションを振り返る』
