42本目
ディグダグ
1985年6月4日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
地面を掘って、敵をプクプクポン。でもこのゲームの代名詞になった言葉、実は入社したての新人が現場で作った言葉だった——
🎮 ディグダグ(1985年6月4日/ファミコン) を覚えてる?
目次
『ディグダグ』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1985年6月4日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | ナムコ |
- アーケード版は1982年稼働。ファミコン版はナムコットシリーズ第6弾として1985年6月4日に発売された
- 北米では業務用・家庭用ともアタリ社に製造許諾。世界中の機種に移植された
- 定価4,500円。1〜2人交互プレイに対応していた
そして10個目。あの「目変化(めへんげ)」という言葉、実はナムコが最初から用意していた公式名称ではなかった。
『ディグダグ』の開発秘話——真相はこうだった
「目変化(めへんげ)」——敵が土をすり抜けて主人公に直接向かってくる、あの現象を指すディグダグファンなら誰もが知る用語です。しかしこれ、最初から公式に用意されていたネーミングではありません。1981年にナムコへ入社した新人・遠藤雅伸さん(のちに『ゼビウス』『ドルアーガの塔』を手がける名クリエイター)が、まだプログラムも書けない研修中の身で本作のデバッグを任され、暇な時間に敵の挙動を独自にメモしていくなかで自ら名付けたのが始まりです。このメモが攻略テクニック集としてまとまった内容だったため、視察に訪れた中村雅哉社長(当時)の目に留まり「面白い、何か形にしろ」という一声で、豆本『ディグショナリー(DIGTIONARY)』として正式に出版・ナムコ直営のゲームセンターで配布されました。新人が暇つぶしに書いたメモが、社長の鶴の一声で”公式用語”に格上げされた——というのが真相です。
『ディグダグ』の当時の小ネタ10連発
- アーケード版の稼働は1982年3月(国内)・4月(北米)。ファミコン版はその3年後、ナムコットシリーズ第6弾として1985年6月4日に発売されたシェア
- 定価は4,500円。1人プレイに加え、1〜2人交互プレイにも対応していたシェア
- デザインは池上まさとしさん、プログラムはさかいとしおさんと深谷正一さん、音楽は慶野由利子さんが担当したシェア
- BGMは主人公が動いている間だけ流れる。立ち止まると音楽が止み、モンスターの足音だけが聞こえる仕組みだった。シェア
- 北米では業務用・家庭用ともアタリ社に製造許諾。TI-99/4A・Atari2600・コモドール64・Apple IIなど、世界中の機種に移植されたシェア
- ファミコン版では、目変化状態の敵に接触してもミスにならないよう仕様が変更されている。アーケード版よりもファミコン版のほうが、実は少しだけ優しいシェア
- アーケード版には有名なバグが複数ある。126面からはファイガーが地上で停止し、136面からは目変化の敵がオーバーフローで一時停止する。255面をクリアすると強制的にゲームオーバーになる"キルスクリーン"も発生したシェア
- 銛を敵に刺してポンプで膨らませ破裂させる「プクプクポン」に加え、岩を落として敵をまとめて潰す戦法がプレイヤーの間で広まったシェア
- 1990年7月20日、ディスクシステムの書き換え専用ソフトとしても発売されているシェア
- そして10個目。主人公「ディグダグ」は、のちの『ミスタードリラー』シリーズで「ホリ・タイゾウ」という名前を与えられ、主人公ホリ・ススムの父親という設定が加えられたシェア
『ディグダグ』はどんなゲーム? ルールと遊び方
縦長の固定画面で、主人公ディグダグが地面を掘り進みながら地中のモンスターを退治するアクションゲームだ。十字ボタンで移動すると、通った跡がそのままトンネルになる。岩以外には重力がないので、自分で掘った縦穴を上へ登って戻ることもできる。
ボタンを押すと前方へ銛を撃つ。敵に刺さると動きが止まり、ボタンを続けて押すとポンプで少しずつ膨らみ、限界を超えると破裂して倒せる。途中で移動すると銛は外れ、膨らんだ敵は放っておくとしぼんで元に戻る。深い層で倒すほど点数が高い。
敵はゴーグルをかけたプーカァと、緑の怪獣ファイガーの2種類。ふだんは最初から開いている穴の中だけを動くが、ときどき「目変化」して土の中をすり抜けてくる。画面の敵を全滅させるか、最後の1匹が左上へ逃げ切ると面クリアになる。
今が何面目かは、地上に咲く花で分かる。面が進むと花が増え、10面ごとに大きな花が1輪咲く。数字を出さずに面数を見せるこの表示も、のどかな地上の景色の一部だ。なお、膨らんだ敵がしぼんでいく間は、触れてもミスにならない。銛を外してしまっても、慌てて逃げる必要はない。
『ディグダグ』の攻略のコツ 岩と野菜を使いこなす
岩の真下を掘ると、少しして岩が落ちてくる。下にいる敵をまとめて潰せ、一度に多く潰すほど高得点になる。自分が潰されるとミスなので、掘ったらすぐ横へよける。落ち始めた直後なら、上を向くことで岩を受け止めて落下を止められる。
岩を2つ落とすと、スタート地点にベジタブルターゲットが現れる。種類は全11種類で、3ラウンドまでは毎回、4ラウンド以降は2ラウンドごとに変わり、18ラウンド以降は最高点のものになる。岩で敵を倒しつつ、2つ目を落としたら回収に向かうのが点を稼ぐ流れだ。
ファイガーは左右に火を吐き、その火は薄い土の壁も通り抜ける。射程も銛より長いので、真横に並ぶのは危険だ。ただし横から破裂させると通常の2倍の点が入る。時間がたつと敵は速くなるので、残りが少なくなったら逃げられる前に手早く片づけたい。
ファミコン版『ディグダグ』と移植・続編
ファミコン版より前にも家庭用の移植はあった。1982年11月にはタカラのパソコンM5版が出ており、1984年にはMSX版が「ナムコットゲームセンターシリーズ」第7弾として4,500円で発売された。ファミコン版はナムコットシリーズの6番目にあたる。
ファミコン版はその後も繰り返し復刻された。2004年5月21日にはゲームボーイアドバンス用の『ファミコンミニ』で発売され、Wiiや3DSのバーチャルコンソールでも配信された。Switchの『ナムコットコレクション』に収録された版はファミコン版を元にし、いつでもセーブできる機能が加わっている。
続編の『ディグダグII』(1985年)は、舞台を杭の打たれた小さな島に移した。杭の上でボタンを押すと地面に亀裂が走り、島が2つに割れると小さいほうが崩れ落ちる。地面を掘る遊びから、島を崩して敵を海へ落とす遊びへと変わっている。同じ主人公でも、ゲームの手触りは大きく違う。
『ディグダグ』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)
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『ディグダグ』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- Wikipedia「ディグダグ」
- Wikipedia「遠藤雅伸」
- ファミコンデータベース.com
- ゲーム文化保存研究所「ディグダグ」
調べるときに参照したページ
