17本目
ドンキーコング3
1984年7月4日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
『ドンキーコング』なのに、マリオがどこにもいない。
🎮 ドンキーコング3(1984年7月4日/FC) を覚えてる?
目次
『ドンキーコング3』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1984年7月4日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | 任天堂 |
- シリーズ3作目にして、まさかのシューティングゲーム化
- 武器は殺虫剤スプレー。ドンキーを画面の上まで押し上げれば勝ち
- 守るのは姫でも親でもなく、植木鉢5つ
そして12個目。マリオの代わりに主役を務めた"あの人"は、このゲームを最後に姿を消す。
『ドンキーコング3』の開発秘話——真相はこうだった
マリオ不在の本作で主役を務めたのは、害虫駆除屋の「スタンリー」。シリーズで唯一のオリジナル主人公です。ところが彼が主役を張ったのはこの1本かぎり。以降の任天堂作品ではほとんど姿を見せず、“幻の主人公”としてファンに語り継がれる存在になりました。ちなみにアーケード版には、ミスするとスタンリーに羽虫が群がり、スプレーだけを残して消滅するという少しゾッとする演出があり、ファミコン版ではカットされています。1作かぎりの主役の、あまりに切ない退場でした🌸
『ドンキーコング3』の当時の小ネタ12連発
- 1983年のアーケード版からの移植。『ドンキーコング』『ドンキーコングJR.』に続くシリーズ3作目だシェア
- ゲームのベースは、ゲーム&ウオッチの『グリーンハウス』。害虫から温室を守るあの遊びを発展させた固定画面シューティングになっているシェア
- 『JR.』で捕らわれ役だったドンキーコングは、虫の軍団を引き連れて悪役に返り咲いたシェア
- 舞台はフラワーパーク。画面下の植木鉢5つを、虫たちの持ち去りから守り抜くシェア
- クリア方法は2通り。スプレーでドンキーを画面最上部まで押し上げるか、対象の虫を全滅させるかだシェア
- スプレーの射程は短く、途中で失速する。ドンキーを押し上げるにはジャンプ撃ちがほぼ必須シェア
- 唯一のアイテム「パワースプレー」は、画面上部に設置されていて、ドンキーを押し上げて手に当てると落ちてくる仕組みシェア
- ドンキーは放っておくと徐々に降りてくる。危険域に入るとBGMが変わり、最後は片手ぶら下がりの緊急事態にシェア
- 高次周のドンキーはヤシの実を投げてくる。狙いはスタンリーだけでなく、蜂の巣に当てて虫を追加召喚してくることもシェア
- アーケード版では、奪った植木鉢の花を食べた虫がパワーアップして高速体当たりしてくる。この要素はファミコン版ではカットされたシェア
- 敵の蜂にはバズビー(子蜂)・ベスピー(親蜂)という名前がある。親蜂は倒すと残骸が4方向に飛び散り、それに触れてもミスだシェア
- そして極めつけ。マリオが1度も登場しないドンキーコングシリーズ本編は、実は今日までこの1本だけ。主役のスタンリーともども、シリーズ史の空白として語り草になっているシェア
『ドンキーコング3』はどんなゲーム? ルールと遊び方
操作はシンプルで、十字キーでスタンリーを動かし、ボタンで上に向けて殺虫スプレーを吹きつける。虫を退治しながら、ツタにつかまったドンキーコングが下まで降りてこないよう押し返していく。一定数の虫を倒すか、ドンキーを上まで押し上げればラウンドクリアだ。
ミスになるのは、虫や虫の攻撃に当たったとき、ドンキーが下まで降りてしまったとき、そして制限時間が0になったとき。時間切れでミスになるのはファミコン版だけの仕様で、アーケード版では時間切れになると虫がドンキーのロープを食べ始める。タイトル画面では1人用か2人交互プレイか、難易度AかBかを選べ、Bのほうが難しい。
得点の要になるのが花だ。子蜂に持ち去られた花も、巣に運ばれる前にその虫を倒せば取り戻せる。花を5つ残してクリアすると5000点のパーフェクトボーナスが入り、1つでも咲ききっていない花があると3000点になる。ただ虫を倒すだけでなく、花を守り切ることが高得点への近道になる。
『ドンキーコング3』の面構成と敵キャラクター
面は3パターンある。1面は足場が4段の標準的な形、2面は中央に穴が開いていて回り込む必要があり、3面は3段で、幼虫がツタにぶら下がって邪魔をしてくる。最初は1、3、1、2、3の順に進み、それ以降は1、2、3の繰り返しになる。159面から先は、1面のパターンだけが続く。
親蜂のベスピーは、スプレーを2発当てないと倒れない。ツタを這う幼虫のクリーピーは、ツタにいるうちにスプレーを当てれば退散するが、地上に降りると気絶してスプレーを吸い取ってしまう。蚊のようなアタッカーは素早く飛び回るものの、花は持ち去らない。15面からは蛾も現れ、子蜂と同じように花を狙ってくる。
開発スタッフとファミコン版の違い、ほかの機種の『ドンキーコング3』
開発は任天堂開発第一部と岩崎技研工業。日本語版Wikipediaによれば、プロデューサーは横井軍平と岡田智、デザインは宮本茂、音楽は田中宏和、美術は坂本賀勇が担当した。ファミコン版はアーケード版の縦長の画面を縦方向に縮めて収めており、1面から花が咲いた状態で始まる点も異なる。
ジャンル分けも少し悩ましい作品だ。1991年の『ファミリーコンピュータMagazine』はアクションに分類しつつ、中身はかなりシューティングに近いと紹介している。のちのWii向けバーチャルコンソール版は、IGNとEurogamerがともに10点満点中6点、NintendoLifeは4点と評価が分かれた。
ファミコン版の翌月、1984年8月20日にはゲーム&ウオッチ版も発売された。2人で対戦できる「マイクロVSシステム」の1本として作られ、横長の画面でスタンリーとドンキーコングが対戦する。画面の端から落ちてくる水滴でスプレーを補充するという、まったく別の遊びになっていた。
同じ1984年には、ハドソンがパソコン向けに『ドンキーコング3 大逆襲』を出している。PC-8801やX1などで遊べたこちらは、宇宙や地球など全20ステージを左右移動だけで進む内容で、ルールも大きく違う。のちにゲームキューブの『どうぶつの森+』では、家具のファミコンとして本作が遊べた。
『ドンキーコング3』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)
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『ドンキーコング3』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- Wikipedia『ドンキーコング3』
- ゲームカタログ@Wiki『ドンキーコング3』
- 任天堂Wiki
- 任天堂『ドンキーコング3』電子説明書(Wii U バーチャルコンソール)
調べるときに参照したページ
