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超浮遊要塞 エグゼドエグゼス(1985年12月21日/ファミコン)— 開発秘話・当時の小ネタ全部載せ

弾も敵も消える。それでも友達を呼びたくなる「エグゼドエグゼス」を覚えてる?

🎮 超浮遊要塞 エグゼドエグゼス(1985年12月21日/FC) を覚えてる?

📌 先に、これだけでも。

『超浮遊要塞 エグゼドエグゼス』とは? 発売日・スペック早見

超浮遊要塞 エグゼドエグゼス 基本データ
発売日1985年12月21日
機種ファミコン
発売元カプコン
■ 真相発表!

『超浮遊要塞 エグゼドエグゼス』の開発秘話——真相はこうだった

ゲームセンターで一目惚れして、お年玉を握りしめて買いに行った。家のテレビに映ったそれは、なんだか別のゲームだった——エグゼドエグゼスの思い出は、たいていここから始まる。

でも不思議なもので、このソフトを持っている子の家には、なぜか友達が集まった。2人同時プレイができたからだ。カーネル号とサージェント号。性能に差はない。弟でも妹でも、隣に座れば対等に戦える。あの日、このカセットは「友達を呼ぶ理由」だった。

今回の目玉トリビア:なぜ発売元が徳間書店なのか

このゲームを作ったのはカプコンだ。アーケード版のゲームデザインは、のちに『ストリートファイターII』『魔界村』を手がける岡本吉起氏。なのに、ファミコン版のパッケージに刷られている発売元は「徳間書店」——出版社である。

理由は、当時の任天堂がサードパーティのソフト発売本数を年間で制限していたことにある。岡本氏本人の証言によれば、その枠は年間3本。カプコンは社内で「自社で出したほうが売れそうな作品」を優先して枠に入れた。エグゼドエグゼスは、その枠から漏れた。そこで権利を徳間書店に譲渡し、発売してもらったのだ。移植作業もカプコンではなく、大阪の外部開発会社が担当した。その会社の名は「マイクロニクス」。『1942』『タイガーヘリ』『究極タイガー』などの移植も手がけた老舗で、現在はもう存在しない。

つまりあのカセットは、「出したくても枠がなかった」名残なのだ。

③クイズの答え:タイトルは完全な造語だった

正解はB。「エグゼドエグゼス」に意味はない。岡本氏いわく、『ギャラガ』のように濁音がつくと強そうに聞こえる、という理由だけで作られた響き優先の造語だ。

そして、この命名にはおまけがある。岡本氏はノートを持って新宿のスーパー「赤札堂」に行き、濁音のつく商品名を片っ端からメモして回ったという。当然、店員には不審に映る。ライバル店のスパイと間違えられ、詰め寄られたそうだ。あの語感は、そうやって生まれた。

「フラッシュ攻撃」という名の言い訳

敵が増えると画面がチカチカして、敵も、敵の弾も、そして自分の弾までもが消える。ファミコンのスプライト処理能力を超えているのだから当然で、これは仕様ではなくハードの限界だ。

ところが当時、発売元・徳間書店が出していた『ファミリーコンピュータMagazine』は、この現象をこう紹介した。「EXES軍は画面上にいっぱい現れるとフラッシュ攻撃をしてきて見えにくくなるぞ!」——バグではない、敵の必殺技である、と。

雑誌の言葉は強い。当時これを読んで、友達に「あれは目つぶしなんだ」と説明した子は、たぶん全国に何万人もいる。

アーケード版で起きていた、もっとひどい話

以下は原作アーケード版の開発秘話だ。ファミコン版でも同じかどうかは確認できていないので、AC版の話として読んでほしい。

・パワーアップしても、攻撃力は上がっていなかった。アイテムを取ると弾が2連射、3連射と増えて見た目は派手になるが、当たり判定も攻撃力も初期状態のまま。プログラマーが設定を面倒がったためで、岡本氏がそれを知ったのは出荷から随分あとだったという。

・理不尽な難易度になった理由。開発ギリギリまで「敵の弾を自機の弾で撃ち落とせる」仕様だった。ところがロケテストでプレイヤーの生存時間が延びすぎ、営業から「回転率が落ちる」と猛反対され、出荷直前に弾消し機能を削除。避けるしかない、あの難易度になった。

・レバーを後ろに引くと射程が短くなり連射力が上がる——あの仕様は、本来「敵弾を撃ち落とす」立ち回りのために設計された名残だという。

・巨大な敵がぐるぐる回る動き。あれは円ではなく、8角形だ。プログラム容量の節約とプログラマーの妥協による。しかも斜めに動くときは速度が1.4倍になる大雑把な作りで、岡本氏は40年経った今でも「雑すぎる」と不満を漏らしている。

・2人同時プレイは、ゲームセンターの省スペースでインカム(売上)を2倍にするための営業的な策だった。友情を育むためではなかった。

・1000万点を取るとゲームが強制終了する仕様は、『ゼビウス』の遠藤雅伸氏の影響。「どこかに明確なゴールがあったほうが満足感がある」という思想から採用された。

・開発当時、岡本氏は手を骨折していた。ゲームショウが迫っていたため医者に無理を言ってギプスを外し、腕にペンをテーピングで固定して仕様書を書いていた。プログラマーは通勤電車でコードを考え、午前中に打ち込み、午後にチェックして完成させる——1日1キャラの自転車操業だった。

ボーナスエリアで、敵が果物になる

道中に「POW」を取ると、画面の敵が一斉にフルーツへ変身する。当時の公式アオリにも「ボーナスエリアでPowをとると敵がフルーツに変身しちゃう…一挙に高得点のチャンス!」とある。昆虫の大群を撃ち落とす殺伐としたゲームの中で、ここだけ急に牧歌的になるのが妙に記憶に残っている人も多いはずだ。

ファミコン版16面の、身も蓋もない攻略法

1人プレイの場合、16面(ボスラッシュ)最後に待つファミコン版のEXED EXES——13個の頑丈な黒砲台を備えた最強化型SUPER EXES——は、普通に砲台を撃っているだけでは制限時間に間に合わず、ボスに逃げられてしまう。事実上、倒すには「残った自機を黒砲台にわざと体当たりさせて壊す」しかない。命を削って砲台を減らすのだ。ちなみに倒さなくてもボーナス得点が入らないだけで、ステージ自体はクリアできる。

ついでに、雑誌の弁明について

先ほどの「フラッシュ攻撃」。よく「説明書にもそう書いてあった」と語られることがあるが、実際の説明書にフラッシュ攻撃という記述は一切ない。あれは雑誌記事の中だけに存在した必殺技だった。

データで見るエグゼドエグゼス

・発売時定価:5,200円(当時は消費税なし) ・現在の中古相場:裸で300円前後、完品で3,300円前後 ・レア度:★2/5(今もオークションに40件以上が同時出品) ・面数:99面の次はA0面、A1面…と続き、実質無限。ラウンド17以降はループ ・自機:1P=カーネル号、2P=サージェント号(性能差なし) ・北米版タイトルは「Savage Bees」(獰猛な蜂) ・公式復刻:ファミコン版は現在なし。Switch Onlineにも未収録 ・遊べる「エグゼドエグゼス」は基本アーケード版(カプコンアーケード2ndスタジアムなど)。ファミコン版とは別物

時代のなかのエグゼドエグゼス

アーケード版の稼働が1985年2月。ファミコン版の発売が同年12月21日。10か月での移植は、当時としてもかなりのスピードだった。この年は縦スクロールシューティングの当たり年で、『ゼビウス』のあと、『スターフォース』と同じ年にあたる。ゲームセンターで縦シューに熱狂した子が、家庭でも同じ興奮を求めた——その受け皿として、大量の移植作が作られた時代の一本だ。

なお、アーケード版そのものは2010年にWiiのバーチャルコンソールアーケードで配信され(『ソンソン』に続く第2弾だった)、その後も『カプコン クラシックス コレクション』『カプコン アーケードキャビネット』『カプコンアーケード2ndスタジアム』などに収録されている。アーケード版は高く評価されている一方、ファミコン版は今も公式に復刻されていない。ゲームセンターで見たあの動きを家で味わえなかった悔しさは、40年経った今も、ファミコン版でしか埋められないままだ。

■ いま、遊べる?

『超浮遊要塞 エグゼドエグゼス』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)

👻 都市伝説枠

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📺 情報元

情報元・参考資料

よんだ!

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