44本目
レッキングクルー
1985年6月18日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ
壁を壊すハンマー片手の、あの意地悪オヤジ。実は2023年、38年越しについに名前が変わった——
🎮 レッキングクルー(1985年6月18日/ファミコン) を覚えてる?
目次
『レッキングクルー』とは? 発売日・スペック早見
| 発売日 | 1985年6月18日 |
|---|---|
| 機種 | ファミコン |
| 発売元 | 任天堂 |
- アーケード版『VS.レッキングクルー』(1984年8月)を基にした移植。プロデューサーは横井軍平
- ファミコン版は全100ステージ。自分でステージを作れる「デザイン機能」も搭載
- 定価5,500円。2Pはルイージを操作できた
そして10個目。邪魔してくる敵役「ブラッキー」、38年後についに名前が変わった。
『レッキングクルー』の開発秘話——真相はこうだった
本作に登場する意地悪な敵キャラ「ブラッキー」——マリオに直接触れてもミスにはならないものの、床や支柱を勝手に壊してマリオを最下層まで叩き落としてくる、あの厄介な存在です。実はこのキャラクター、2023年4月20日付で公式に日本語名が「スパイク」へ変更されました。英語名は初登場時から一貫して「Foreman Spike(職長スパイク)」でしたが、日本語名だけが38年間「ブラッキー」のままだったのです。任天堂は変更の理由を公式には説明していませんが、「ブラッキー」という語が黒人を指す侮辱的なスラングとしても使われることから、表現の見直しと広く受け止められています。スパイクはその後、2023年公開の映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』にも、配管工の仕事をからかう体格の良いヒゲの男として登場しました。
『レッキングクルー』の当時の小ネタ10連発
- アーケード版『VS.レッキングクルー』は1984年8月稼働。プロデューサーは横井軍平で、ファミコン版はその移植として1985年6月18日に発売されたシェア
- 定価は5,500円。1人プレイに加え、2Pではルイージを操作できたシェア
- ファミコン版は全100ステージ。任意のステージから開始でき、自分でオリジナルステージを作れる「デザイン機能」も搭載していたシェア
- 主人公は解体屋になったマリオ。ハンマーや爆弾を使い、壁を全て壊すとステージクリアになるシェア
- 邪魔してくる敵キャラ「ブラッキー」は、マリオに触れてもミスにはならないが、床や支柱を勝手に壊してマリオを最下層へ叩き落とす厄介な存在だったシェア
- ファミコン版のマリオはジャンプができない。『ドンキーコング』で跳び回っていたマリオが、本作ではハンマーと爆弾だけで勝負するシェア
- 1989年2月にはディスクシステム版も書き換え専用で登場。こちらは周辺機器なしで自作ステージを保存できたシェア
- ダイナマイトを決まった順に破裂させると、豚・サンタクロース・招き猫の隠れキャラが現れる。招き猫は3,200点だシェア
- スパイクは1998年のスーパーファミコン版『レッキングクルー'98』でより筋肉質な姿に、2001年のゲームボーイカラー版『モバイルゴルフ』では帽子と青いシャツ姿に変化したシェア
- そして10個目。2023年公開の映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』では、モバイルゴルフ版の外見でスパイクが登場。ニューヨーク・ブルックリンのシーンで、配管工の仕事をからかうヒゲの男として描かれているシェア
『レッキングクルー』のルールと遊び方
目的は、ビルの中にある壊せる壁とハシゴをすべて壊すこと。壁には硬さの違う3種類があり、ハンマーで1〜3回叩けば崩れる。ダイナマイトを叩くと隣にある壊せる物に1回ぶんのダメージが伝わり、並び方しだいで次々と連鎖して壊れていく。ファミコン版は全100フェーズで、15×8階の建物を上下にスクロールしながら進む。
敵は3種類いる。マリオを追いかけてくるスパナゴンは、オレンジと、動きの速い紫の2タイプ。ナスビ仮面は最も足が速く、通路を決まったパターンで走り回る。壁の向こうから床を壊して落としにくるのがブラッキーだ。さらに一定時間ごとに火の玉がフロアを横切る。敵や火の玉に触れるか、制限時間が切れるとミスになる。
支柱を壊すと上に載った物が落ちてくる。ドラム缶は通り抜けられず、敵を閉じ込めるのに使えるが、自分が中に入ると出られなくなる。扉は叩くとしばらく開き、そこを通った敵は攻撃の判定が消える。隠しアイテムのゴールデンハンマーを取ると、どんな壁も一撃で壊せ、敵も直接叩けるようになる。効果はミスするまで続く。
アーケード版『VS.レッキングクルー』との違いとデザイン機能
元になったアーケード版は、2人が建物の表と裏に分かれて同時に解体を競う対戦型だった。1人で遊ぶとコンピューターが相手役になる。支柱やドラム缶、隠れキャラクターはなく、敵はスパナやナスビのがらくたをかぶった亡霊のような姿で、扉をくぐると正体を現す。4面ごとに、ブラッキーより先にコインを探し当てるボーナスステージが入った。
ファミコン版は1人用を中心に作り直され、2人で遊ぶ場合は交互プレイになった。BGMもアーケード版とはまったく違う。スタッフはプロデューサーが横井軍平、ディレクターが岡田智で、キャラクターなどのデザインに坂本賀勇、サウンドに田中宏和が加わっている。
自分で面を作れるデザイン機能は本作の大きな売りだが、ロムカセット版で作った面を残すには『ファミリーベーシック』とデータレコーダが必要だった。扉は1つの面に8個までしか置けず、支柱の上にも置けないといった決まりがある。
ファミコン版は日本で1985年6月18日に発売され、同じ年の10月18日には北米でNES版も出た。その後もゲームボーイアドバンスのファミコンミニやWii・3DS・Wii Uのバーチャルコンソールで遊ばれてきた。原作のアーケード版も、2020年5月にSwitchの『アーケードアーカイブス』で配信されている。
『レッキングクルー』を遊ぶときのコツ
まず探したいのはダイナマイトの位置だ。連鎖させれば、ハンマーで叩く回数を大きく減らせる。ただし破裂の瞬間にマリオが重なっていると1階まで落とされるので、叩いたらすぐ離れること。ハシゴは支柱の部分でちぎれるとダイナマイトでしか壊せなくなるので、壊す順番にも気を配りたい。
敵の足止めにも仕掛けを使う。ハシゴを崩したり爆風に巻き込んだりすると、スパナゴンやナスビ仮面はしばらく気絶する。敵が2体以上いる面では、全員を扉の中へ誘い込むと一定時間動きが止まる。ドラム缶で敵を閉じ込めてしまうのも手だ。いずれも敵は復活すると速くなるので、止めている間に一気に壊し進めるのがよい。
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『レッキングクルー』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)
情報元・参考資料
- Wikipedia「ブラッキー(マリオシリーズ)」
- Nintendo DREAM WEB「スパイクってゲームではどんなキャラ?」
- GAME Watch「ファミコン版『レッキングクルー』40周年」
- Wikipedia「レッキングクルー」
調べるときに参照したページ
